パナソニック ライフソリューションズ社は、シティーホテル向けの配線器具「SO-STYLE」に戸建て物件や中高級ホテルを対象とした144品番を加えた。また、スマートフォンで家の中に設置された照明を操作可能な配線器具「アドバンスシリーズシリーズ リンクモデル」も改良し、既築物件にも導入しやすくした「アドバンスシリーズ リンクプラス」を開発した。
パナソニック ライフソリューションズ社は配線器具のラインアップを強化している。2020年1月1日にローンチした上質な空間向けの配線器具ブランドの「SO-STYLE」では、表示機能付きや調光スイッチタイプ、エアコン用コンセントなど144品番を同年10月21日に拡充した。
2020年12月21日には、既築住宅に容易に取り付けられ、スマートフォンやスマートスピーカーで自宅内の照明を操作できるIoT配線器具「アドバンスシリーズ リンクプラス」の27品番を発売する。
SO-STYLEは、もともと、ホテルでの使用を目的に開発された製品で、滑らかな丸みをもったシワ模様のシボ加工を表面に施しており、傷が付きにくく汚れが落ちやすい。スイッチタイプの操作音は、32db(デシベル)で、環境省と日本建築学会が推奨するホテル室内の等価騒音レベルに合致した静音を実現。コンセントタイプは、シンプルなデザインで、存在感を抑え、空間に溶け込みやすくしている。
2020年9月24日にオンラインで開催された新製品発表会で、パナソニック ライフソリューションズ社 エナジーシステム事業部 パワー機器ビジネスユニット ビジネスユニット長 白澤満氏は、「これまでSO-STYLEは、シティーホテルなどの非住宅市場をターゲットに販売してきた。販売量を拡大するため、今回戸建て住宅や中高級ホテルで使える144品番をSO-STYLEに追加した」とラインアップ拡充の意義を説いた。
さらに、「SO-STYLEに加わった144品番を開発する際には、戸建て住宅の住人や中高級ホテルを運営する顧客の要望を踏まえた。一例を挙げると、一軒家の住人から“夜トイレに足を運ぶ際にスイッチの場所を分かるようにしたい”といった声が当社に届いていたため、スイッチの一部が照明で光るほたるスイッチタイプをSO-STYLEに追加した」と説明した。
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