東急建設は、外壁タイル施工における壁面不陸(凹凸)を3Dスキャナーで計測、記録する「コンクリート表面評価システム」を開発した。3Dスキャナーにより広範囲の壁面形状データを短時間で取得し、当該データをもとにした記録書の作成を可能とする。
東急建設は2020年3月11日、外壁タイル施工においてコンクリート打設後にタイルの下地となる壁面不陸(凹凸)を3Dスキャナーで計測、記録する「コンクリート表面評価システム」を開発したと発表した。
同システムは、3Dスキャナーにより広範囲の壁面形状データを短時間で取得し、当該データをもとにした記録書の作成を可能とするもの。全面打診検査の免除に必要な「外壁タイル下地調整塗材等を下地に塗布した記録」を作成することができる。
また、3Dスキャナーを用いた計測により、下地調整作業者と作業前に壁面不陸部分を特定することができるため、下地調整作業者の作業効率の向上につながる。
同社は今後、AR(拡張現実)などを活用することで記録データをiPadやウェアラブルカメラなどで可視化し、下地調整作業者の作業効率をさらに向上させる手法の開発を進める。
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