きもとは、現場にいなくとも、施設状況などを確かめられるパノラマ画像用ビュワー―ソフト「KIMOTO360 Viewer」の開発を推進している。
きもとは、「日本ものづくりワールド2020」(会期:2020年2月26〜28日、幕張メッセ)に出展し、設計や保全、現況把握、改修計画、教育などに役立つパノラマ画像用ビュワ―ソフト「KIMOTO360 Viewer」をPRした。
KIMOTO360 Viewerは開発中の製品で、屋内や屋外を撮影したパノラマ画像を取り込むことで、現地にいなくても、PC画面上で、実際の場所や施設内にいるのと同じ視点で、現場を見られる。
パノラマ画像上に、PDFや動画、Excel、Word、Power Point、DWG、DGN、RVT、NWDといったデータを格納することができ、例えば、マニュアルや資料を関連する設備の画像上にファイリングすれば、施設内のさまざまな設備を管理することが容易になる。
また、パノラマ画像上に、URLを記載すれば、ひも付くWebサイトなどへのリンクとして機能させられる。この特性を生かし、URLを貼り付け特定のHPにアクセスしやすくしたり、添付したいファイルが多数ある場合は、PCのドライブにリンクしたURLを書き込めば済む。
パノラマ画像は任意の角度で、スクリーンキャプチャーが行えるため、必要なエリアの画像だけ切り取り、報告書に添付することも可能だ。
きもとの担当者は、「ビュワ―内には、現在目視している空間が施設内のどの位置にあたるかが分かる2Dマップも設けているため、迷うこと無い」と説明した。きもとは、KIMOTO360 Viewerを2020年中にリリースする予定で、KIMOTO360 Viewerで用いるパノラマ画像を撮影するサービスの提供も見込む。
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