インタビュー
» 2020年01月24日 06時24分 公開

次世代のスマートビルサービス:「目指すはアジア・中東でのシェア確立。カギは新IoTダッシュボード」、日立ビルシステムの事業展望を聞く (4/5)

[石原忍,BUILT]

ユーザー目線で開発されたダッシュボード

――ビルオーナー向け新IoTサービス

松尾 その新規サービスの一つとして形になったのが、Lumadaの新ソリューションとして2019年11月15日に提供を始めたビルオーナーやビル管理者向けダッシュボード「BUILLINK」。Webベースのため、PCやスマートフォンなど端末を選ばず、エレベーターなどビル設備の稼働状況や保全状態を離れた場所から、いつでもどこでも確認することができる。

ダッシュボード「BUILLINK」

深尾 これまでは、ビルオーナーがビル設備の状況を把握したい場合は、当社に連絡をもらい、紙で報告していたが、「広域災害時の復旧進捗などを直接知りたい」「日々のビル管理業務を効率化したい」というニーズに応えるべく、「見える、つながる、動かせる」をコンセプトに開発した。当初は日立ビルシステムが保全サービスの対象にしている数万台の昇降機を対象にして、次の段階ではその他のビル設備にも適用範囲を広げていくつもりだ。

 画面では、昇降機の運行中/停止中が数字で表示され、「故障対応中」「点検中」「電話お問い合わせ中」の各ステータスにある台数も示される。例えば、地震発生時には、メイン画面の「故障対応中」の台数をタップすると、対応中の状況が示され、ビルオーナーが問い合わせることなく、今どうなっているのかを即座に知ることができる。

「BUILLINK」のデモ画面。運行中と停止中の数が一目で分かる
「BUILLINK」の各機能
「BUILLINK」上での点検予定情報

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