2012年に、内閣府の政令で、都市の国際競争力の強化を図る上で、特に有効な拠点として、特定都市再生緊急整備地域に指定された大阪府の咲洲/コスモスクエア地区。2021年9月に同地区では大規模分譲マンション「大阪ベイレジデンス」が竣工する。
近鉄不動産、東急不動産、サンケイビル、長谷工コーポレーション、アーク不動産の5社は2019年8月17日、大阪府大阪市咲洲/コスモスクエア地区で、建築中の新築分譲マンション「大阪ベイレジデンス」のモデルルームを開設した。大阪ベイレジデンスの所在地は、大阪市住之江区南港北1丁目41番5の一部、41番6の一部(地番)にあたり、2025年に開かれる関西万博の開催地である夢洲エリアに近接する。
大阪ベイレジデンスは、総戸数330戸、RC造地上15階建て建築面積2864.75平方メートル、延べ床面積2万7024.51平方メートルの大規模分譲マンション。Osaka Metro中央線「コスモスクエア」駅から徒歩3分の好立地にあり、同様条件下でのマンション開発は8年ぶりになるという。
周囲には、G20サミット首脳会議の開催場所として利用された日本最大級の国際展示場「インテックス大阪」や「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」といった国際交流施設、大型複合施設が整備されている。大阪ベイレジデンスの竣工は2021年1月を予定しており、販売提携(代理)は、近鉄不動産、長谷工アーベスト、アークレジデンシャルの3社。設計・監理は、IAO竹田設計と、施工も担う長谷工コーポレーション。
330戸というスケールメリットを生かし、キッズルームやパーティルーム、スタディールーム、ブックラウンジなどの共用施設を備えている。ブックラウンジは「ジュンク堂書店」がセレクトした本に加え、大阪市港区の水族館「海遊館」がピックアップした書籍に関する本をラインアップする。入居時に各住戸に海遊館の年間パスポートを提供する予定。
咲洲エリアのホテル「ハイアットリージェンシー大阪」とも連携し、ホテルの施設内で入居者同士が交流できるパーティを開催する他、マンション内のパーティルームで、ケータリングサービスの提供も企画されている。
なお、海遊館とハイアットリージェンシー大阪がマンションと連携し、こういったサービスを行うのは初めての試みだという。
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