電子錠でハウスキーパー対応型マンションを初開発、東急不動産スマートロック

» 2019年08月28日 09時18分 公開
[BUILT]

 東急不動産は2019年08月21日、東京・港区虎ノ門で、国内初となるハウスキーパー対応型の分譲マンション「ブランズ愛宕虎ノ門」を開発したことを明らかにした。

美和ロックと連携し、居住者のプライバシーを確保

「ブランズ愛宕虎ノ門」イメージパース 出典:東急不動産

 ブランズ愛宕虎ノ門は、入居者がマンションの電気錠をスマートフォンで制御する美和ロックのセキュリティシステム「wiremo(ワイレモ)」を採用している。

 住戸玄関の電気錠に解錠可能な時刻を設定しておけば、ハウスキーパー利用時に、清掃に訪れたキーパーが事前に受け取っていた専用IDキー「あんしんお預けキー」で、設定時間内に玄関を解錠し、入室することができる。ハウスキーパーの入室と連動して、扉が閉まっている主寝室扉の電気錠は施錠。最後に清掃の終わったハウスキーパーが部屋を退出して、玄関の鍵が閉まると、主寝室の扉は連動して解錠されるまでが一連のシステムだ。

 また、ハウスキーパーの入退室は、入居者のスマートフォンに通知が届き把握できる他、連動施錠する部屋は、主寝室以外にも、オプションでもう一室、設定することが可能だ。

 東急不動産によると、wiremoは、マンション住人の主寝室を「(他人に)見られたくない」「金庫などの重要なものが置いてあるので入られたくない」といった強い要望に応える形で導入したという。清掃業者に特化したスマートロック導入のマンションにより、都心で働く単身者や共働きの夫婦など多忙な入居者が、プライバシーを気にせずハウスキーピングサービスを利用しやすくなる。

「wiremo」の概念図 出典:東急不動産

 ブランズ愛宕虎ノ門の所在地は、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅から徒歩2分に位置する東京都港区虎ノ門三丁目19番の敷地面積1335.26平方メートル。構造・規模は、鉄筋コンクリート造、地下1階/地上17階建て、延べ床面積は9974.10平方メートル。

 住戸数は93戸で間取りは1DK〜3LDK。設計・監理は安宅設計、南條設計室、西松建設で、施工は西松建設が担当し、竣工は2021年3月下旬の予定。

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