住宅・ビル・施設 Week 2019 特集
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» 2018年12月14日 08時00分 公開

住宅・ビル・施設Week 2018:IoT×建具で窓・ドアのカギの「締め忘れ」をスマホに通知、YKK APが発売前に披露

YKK APは「第3回 高性能 建材・住設 EXPO」に出展し、開発中のIoT技術を活用したドアや窓の締め忘れを防ぐシステム「ミモット」を2018年度内の発売に先駆け展示した。

[石原忍,BUILT]

 YKK APは「第3回 高性能 建材・住設 EXPO」(「住宅・ビル・施設Week 2018」内、2018年12月12〜14日、東京ビッグサイト)で発売前に先駆け、ドアや窓のカギの締め忘れを防ぐシステム「ミモット」を披露した。

センサーは開閉動作で発電するため、電池や配線は不要

 ミモットは、センサーを内蔵した窓のクレセントや勝手口ドアのサムターンに加え、玄関ドアのスマートコントロールキー、室内のWi-Fi機能付きブロードバンドルーターと接続した受信機で構成。玄関ドアの開け閉めは、専用のカードキーによって行う。

玄関ドアのスマートコントロールキー
Wi-Fi機能付きブロードバンドルーターと接続した受信機

 使用者は、外出時に玄関ドアや窓の締め忘れがあると、窓・ドアのセンサーとスマートフォンがクラウドサーバを介してつながっているため、そのまま外出すると締め忘れを専用アプリで手持ちのスマホに通知するという仕組み。GPS機能を利用しているため、玄関を出て遠く離れる前に、ドアから50m(メートル)ほどのところでアラートが送られてくる。

 開発の背景には、以前の家宅侵入ではガラス破りなどが主な方法だったが、ガラスの性能が向上し、簡単には割れない窓が増えたことで、今では侵入盗の手口も、カギの締め忘れがトップとなっていることがある。これをIoT技術を活用して防ぐというのが、ミモットのコンセプトだ。

 アプリ上では、どこのドアや窓が開いているかを表示。玄関の開閉に使うカードキーは個別登録するため、誰が玄関を開けて帰宅したかなどを遠方からでも確認可能で、子供や高齢者の見守りにも役立つ。

 導入方法は、既存の勝手口ドアや窓に専用のものに取り換えるだけ。窓のクレセントの上下やドアカギのサムターンの力(作用)で微弱な電気を自家発電するため、配線工事や電池などは不要(玄関のスマートコントロールキーはAC100V)。受信機側では、最大で64個のセンサーまで接続することができるという。

引違い窓用クレセントセンサー

 機器の参考価格は、受信機1台+窓2か所+勝手口ドア1か所+玄関ドア1か所の場合、約12万円。クラウドを含めたシステム利用料は、受信機1台あたり500円。発売時期は、2018年度内を予定している。

 YKK APでは、住宅以外にも、施設・学校などへの幅広い対応をすすめ、窓・ドアのカギの締め忘れを防ぎ、戸締りによる安心を提供していく。2020年度には、1万ユーザーの契約を販売目標に掲げる。

クレセントセンサーを取り付けた窓

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