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» 2019年08月20日 09時10分 公開

メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019:PC・クラウド不要の「インテリジェントカメラ」、建機搭載で危険をAI検知 (1/2)

ここ最近、人間の肉眼と似たような機能をAIで代替する「インテリジェントカメラ」が、建設現場でも危険予知や現場管理の目的で導入される機会が増えてきている。レグラスが提供している製品は、カメラ上でエッジ処理を行うため、PC、クラウド、GPUが不要で、現場に合わせて2眼/4眼タイプを選択することができる。

[石原忍,BUILT]

 レグラスは、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019」(会期:2019年7月24〜26日、東京ビッグサイト)内の第3回i-Construction推進展で、建設重機に搭載してAIで危険を検知する各種カメラを紹介した。

GPUレス、PCレス、クラウドレスのインテリジェントカメラ

 レグラスの建設業向けカメラは、ディープラーニングを搭載し、人物や物体を検出して電気信号を出力する警報システム。ラインアップは、CPU内蔵の半導体IC「FPGA」を載せた重さ66グラムのコンパクト型カメラボード「EigerII」と、画像処理を行うソフト「Kailas」、各種センサー(高感度、赤外線、高速、汎用)、産業用カメラとの組み合わせで展開している。特長としては、小型かつ画像処理が高速、さらにカメラ内部で画像処理するため、別途PCやクラウドを必要としないことがある。

 建設現場での利用に特化した2眼のステレオカメラを接続した視野角90度の「EagleEye(イーグルアイ)」と、4眼カメラで視野角180度の「HawkEye(ホークアイ)」は、検知対象の人物・物体までの距離を測定し、半径10メートルなどの設定した危険領域に応じて電気信号を発する。接続しているEigerIIでは、ゆがみ補正や画像鮮明化といった前処理を行う。

2眼の「EagleEye」と認識画面
4眼の「HawkEye」と認識画面

 両モデルとも、IP65相当に対応し、防水/防塵(ぼうじん)仕様で、使用温度はマイナス10度から60度まで屋外の使用にも耐える。用途としては、検出範囲0.8〜10メートルのため、建設重機に搭載して、バケットなどの可動域内に入る人や車両、障害物などを同時に識別し、危険検知に役立てられる。

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