フル電子制御化により大きな拡張性を獲得したNGH。この拡張性こそが、これまでのキャタピラーの製品概念と大きく転換したポイントとなる。従来製品は、基本設計に拡張性がなく、製品機能のアップデートは全てフルモデルチェンジと連動し、機体本体そのものを新型機と入れ替えることで行っていた。必然的に長い開発期間が必要となり、いわば“断続的なアップデート”にとどまった。
NGHがもたらした新たな製品概念「年次製品アップデート戦略」では、プラットフォームの拡張性をベースにした“連続的なアップデート”を目指す。ニーズに応じて製品価値を最大化でき、比較的長期にわたり製品競争力を維持・強化することが見込める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.