鹿島建設ら3社が共同で、みなとみらい21(MM21)中央地区で計画を進めている高層オフィスビルの名称が「横濱ゲートタワー」に決まり、本格始動する。「横浜」駅から徒歩6分のロケーションで、2021年秋の完成を目指し、21階建ての大規模オフィスビルを建設する。
鹿島建設、住友生命保険、三井住友海上火災保険は、3社共同で開発する「みなとみらい21中央地区58街区」について、ビル名を「横濱ゲートタワー」に決め、2019年4月3日に着工した。
横濱ゲートタワーのプロジェクトは、横浜市による「みなとみらい21中央地区58街区」の事業者公募で2017年に、鹿島ら3社で構成するグループが選定された。計画地は、JR・私鉄「横浜」駅に近く、みなとみらい21への玄関口に位置する広さ約9307.95平方メートルの敷地。所在地は横浜市西区高島一丁目2番50他12筆。
計画では、利便性の高い立地特性を最大限に生かし、S造(制震構造)地下1階・地上21階建ての複合ビルを建設する。オフィス基準階の専有面積は約825坪、延べ床面積は約8万4000平方メートルになる見通し。
各階の構成は本社機能、研究開発施設にも対応する高機能な賃貸オフィス(一部を事業者の1社が自社利用)を5〜21階に整備し、3階にカンファレンス施設、4階にクリニック、保育所など、オフィスワーカーが快適に働ける環境を提供する。他にも、横浜の新名所として、2階部分の店舗に併設するプラネタリウムは、にぎわいを創出する施設としても期待されている。
BCP対策でも、高性能な制震装置を採用し、帰宅困難者の一時待機スペースといった災害支援機能も兼ね備え、安全・安心な街づくりに寄与する優れた防災機能をもつ施設を目指す。
設計は鹿島建設、施工は鹿島・鉄建・小俣JVがそれぞれ担当し、2019年4月の着工、2021年秋の竣工、同年冬の開業を予定している。
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