国内初“西武池袋線が貫く”外観がダイヤグラムの20階オフィスビル、「池袋に巨木を植える」をモチーフに設計(3/3 ページ)
ビル内のデッキでは、敷地周辺の東西・南北のバリアフリー化がなされた動線を新設。車両は、西武鉄道池袋線の西側出入り口から線路下を地下車路で横断し、地下駐車場にアクセスして、歩行者との動線分離を図る。将来は、豊島区が、池袋駅線路上空に南/北デッキの整備を構想している「池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)」とビルとを接続し、南池袋方面への歩行者ネットワークをより強化する。
西武グループでは、3社の本社機能が池袋に移転したことで、西武鉄道などの拠点がある所沢と連携を図り、事業基盤を築くことを目指す。「所沢と池袋」の協力関係によって、グループ全体の持続的かつ力強い成長に向けて、さらなる発展を遂げるとしている。
ダイヤゲート池袋の概要は、所在地が東京都豊島区南池袋一丁目16番15号。敷地面積は約5530m2、延べ床面積は約4万9661m2。階数は地下2階/地上20階建て、高さ99.98m、構造は鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)。総事業費は約380億円で、工期は2015年7月に着工し、2019年2月に竣工。開業は2019年4月。
2019年3月25日の竣工式 出典:西武ホールディングス
- 大阪都心の一等地「うめきた2期」再開発事業者に、三菱地所JV
大阪駅北側で最後に残された再開発地区「うめきた2期地区」の事業者が、三菱地所を代表とするオリックス不動産、積水ハウス、竹中工務店ら15社で構成されたJVに決定した。都市公園4.5ha(ヘクタール)をメインに、北側を住宅、オフィスなどの新産業創出と産学官民の交流ゾーン、南側はMICE施設やホテルなど、国際的なビジネス・観光を促す高度複合都市機能の集積ゾーンとして整備する。工事着工は2020年秋で、2024年の開業を目指す。
- 三田の再開発で組合設立認可、事業費1620億円で総延べ22.5万m2
住友不動産が約1620億円を投じて進める東京・三田三、四丁目の再開発事業が2018年6月22日、東京都より組合設立認可を受け、本格的に始動することになった。計画では、核となる複合ビルはエリア最高の高さ215m(メートル)となる他、マンションなどの住宅棟2棟、三田通りに面した複合棟の計4棟を建設する。区域全体の延べ床面積は22万5500m2(平方メートル)となる見通し。
- 竹芝ウォーターフロント再開発の名称が“WATERS takeshiba”に、2つの四季劇場など2020年開業
JR東日本は、浜離宮恩賜庭園を臨む竹芝エリアで進めている開発計画の名称を「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」に決定した。プロジェクトでは、水辺の景観を生かしつつ、文化・芸術の核となる劇団四季の2劇場を中心に、日本ホテルの26階建て宿泊施設などを整備する。
- 東京駅八重洲一丁目東B地区の1.3ha再開発で、地上50階・高さ250mの複合施設を建設
東京都は2019年1月11日、「東京都駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合」の設立を認可した。組合は同地区内1.3ha(ヘクタール)の土地を使い、新たな大規模施設を建設するなど、市街地再開発事業に着手する。2020年度中に権利変換計画を認可し、2021年度に着工。2025年度内には建物を完成させる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.