国内初“西武池袋線が貫く”外観がダイヤグラムの20階オフィスビル、「池袋に巨木を植える」をモチーフに設計(3/3 ページ)

» 2019年03月27日 05時00分 公開
[石原忍BUILT]
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将来的には「池袋駅東西連絡通路」とビルが接続

 ビル内のデッキでは、敷地周辺の東西・南北のバリアフリー化がなされた動線を新設。車両は、西武鉄道池袋線の西側出入り口から線路下を地下車路で横断し、地下駐車場にアクセスして、歩行者との動線分離を図る。将来は、豊島区が、池袋駅線路上空に南/北デッキの整備を構想している「池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)」とビルとを接続し、南池袋方面への歩行者ネットワークをより強化する。

 西武グループでは、3社の本社機能が池袋に移転したことで、西武鉄道などの拠点がある所沢と連携を図り、事業基盤を築くことを目指す。「所沢と池袋」の協力関係によって、グループ全体の持続的かつ力強い成長に向けて、さらなる発展を遂げるとしている。

 ダイヤゲート池袋の概要は、所在地が東京都豊島区南池袋一丁目16番15号。敷地面積は約5530m2、延べ床面積は約4万9661m2。階数は地下2階/地上20階建て、高さ99.98m、構造は鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)。総事業費は約380億円で、工期は2015年7月に着工し、2019年2月に竣工。開業は2019年4月。

2019年3月25日の竣工式 出典:西武ホールディングス
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