住宅・ビル・施設 Week 2019 特集
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» 2018年12月20日 06時00分 公開

住宅・ビル・施設Week 2018:帝人が開発した不織布ベースの天井材「かるかべ」、石こうボードと比べ10分の1の軽さ (1/2)

帝人フロンティアは、「第3回 高性能建材・住設 EXPO」で、超軽量天井材「かるてん」や不燃シート製の防炎たれ壁「かるかべ」などの新機能建材を出展した。

[石原忍,BUILT]

 帝人フロンティアは、「第3回 高性能建材・住設 EXPO」(「住宅・ビル・施設Week 2018」内、2018年12月12〜14日、東京ビッグサイト)で、超軽量天井材「かるてん」や不燃シート製の防炎たれ壁「かるかべ」などの新機能建材を出展した。

ポリエステル製のタテ型不織布を採用した軽量天井材

 かるてんは、石こうボードに比べ10分の1の重さの軽量天井材。テイジンの繊維技術を生かし、ポリエステル製タテ型不織布「V-Lap」に改良を加えることで、軽さ、不燃性、面剛性を両立させた繊維系の不燃天井材。使用しているV-Lapは、通常の不織布と異なり、繊維が縦方向に並んでいるため、反発性が高く、断熱性や吸音性も優れる。

 かるてんは1m2(平方メートル)当たり、700g(グラム)で、石こうボードよりも軽い岩綿吸収板と比較しても4分の1の重さ。万一災害などで脱落し、人の上に落ちてきても、天井材の重みで動けなくなることがない。

繊維系の不燃天井材「かるてん」のサンプル

 厚みも4.5mm(ミリ)で、石こうボードや岩綿吸収板の2分の1。軽くて薄いため、施工現場でも運搬や取り回しが楽で、保管にもスペースを取らない。不織布のため、カッター1本で必要なサイズへと加工でき、粉じんの飛散や騒音も出ない。工法も、オリジナルの軽量天井工法から、耐震天井工法、軽量鉄骨下地など、用途に併せた4種類の工法をラインアップ。

 標準色は、ホワイト、ブラック、マーブルの3種類が用意され、プリントによってさらに空間デザインを広げることもできる。

「かるてん」の工法。上段がシステム天井・軽量工法の「TB工法」、下段がビス留め・軽量工法の「TL工法」

 会場では、不燃シート製の防炎たれ壁「かるかべ」も紹介。防煙垂れ壁は、建築基準法で定められた防煙区画を構成する防煙壁のことで、天井から50cm(センチ)以上垂れ下げた壁により、火災時に煙の流動を遮断し、避難時間を確保する役割がある。

 テイジンのかるかべは、シートには国土交通省の不燃認定を取得している透光率90%以上の透明度が高い不燃シートを採用。帯電防止機能を付与しているため、作業中の静電気やほこりの付着が少なく、作業性が大幅に向上している。

「かるてん」と「かるかべ」の施工例
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