XGRIDSのスキャナーは、対象の規模や目的に応じて選べるラインアップをそろえている。主要なモデルとして、ブースには「PortalCam」「Lixel K2」「Lixel L2 Pro」の3機種を展示した。
Lixel K2は2026年5月に発表された最新機種で、高画質と点群データの精度のバランスが取れた主力モデルとして展開する。以前のモデルに比べて画質が大幅に向上しているが、価格は上位機種の約半分(130万円ほど)に抑えた。
スキャナーの操作は至ってシンプルで、デバイスを持って現場を歩くだけでデータを取得できる。計測距離は機種によって異なるが、100〜120メートル先まで計測可能だ。閲覧には専用ビュワー「XGRIDS」を用い、簡易的な寸法測定や編集も行える。
プラットフォームのPRISMでは、詳細なアセット登録やデータ管理を容易にし、単なる「表示」にとどまらない、実用的なデジタルツインの運用が可能となる。
Kudanのデジタルツインソリューションは、既に道路関係のインフラ企業やプラント関連での導入が進んでいる。特にメンテナンスや点検管理の分野で効果を発揮しており、道路や施設の経時変化を比較する用途で活用されている。1年ごとにスキャンし、差分を確認して、状況変化や経過観察などに用いるといった使い方がメインだ。
インフラや施設の管理では、これまで複数人で現地に赴き、長い時間をかけてメジャーなどで計測していた。XGRIDS製スキャナーを使えば、1人で歩くだけでデータが取得できる。不具合などがあっても手間を掛けず把握でき、適正な人数と装備ですぐに修繕に向かって対応に当たれる。
Kudanのスタッフは、「ミリ単位の厳密な測量は難しいものの、工事やメンテナンスに必要なレベルのデータ取得は十分可能だ」と説明した。また、「導入コストがトータルステーションと比較して桁違いに低く、操作の習得も難しくない」と利点を強調した。
ミリ単位の精度を求める本格的な土木測量にはトータルステーション、日常的な点検や設備管理、進捗確認にはXGRIDSというように、目的に応じて使い分けることが、現場のDXを成功させる鍵となるだろう。
重い3D空間データもスマホで共有 Kudanがデジタルツイン基盤のクラウド版発表
点群や3DGSなどの実務利用を支援、3Dスキャナー「Lixel K2」
毎秒200万点を取得する3Dスキャナーと「ICT施工StageII」対応のショベル制御システム、トプコン
3DGSデータをWeb上で管理/閲覧できるビュワー開発、国内サーバに対応
10倍の高速スキャンが実現するFAROのモバイル3Dスキャナー「Orbis」 手軽に現場のデジタルツインが実現
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