Arentは、AI会議アシスタント「KageMee」の提供を開始した。ローカルAIモデルを活用し、オフライン環境での文字起こしや専門用語の自動解説、要約機能を備える。音声やテキストデータをPC内に完全保存するため、機密性の高い会議でも情報漏えいを防ぐ
「暗黙知を民主化する」をミッションに建設業界のDXを推進するArentは、AI会議アシスタント「KageMee(カゲミー)」を2026年5月20日から提供している。オンライン会議のみならず対面会議でも使えるデスクトップアプリで、文字起こしや翻訳、専門用語の解説、用語集の作成、AIとの対話といった機能を網羅する。
KageMeeは、会議中に登場した専門用語を自動検出し、その場で解説を表示する。リアルタイム翻訳にも対応し、専門知識や言語の違いによる理解の差を縮小する。営業や商談、ソフトウェア開発、採用面接、新入社員教育など、幅広い用途を想定している。
文字起こしには「ローカルAIモデル」を利用し、ログイン不要かつオフライン環境でも無料で無制限に使用可能だ。会議終了後にはAIが内容を自動で要約する他、「今の議論をまとめて」といった質問にも会議の文脈を踏まえて回答する。
ローカルAIモデルを利用した場合、音声データや文字起こしデータはPC内に保存され、クラウドには送信しない。機密情報を話し合う社外秘の会議でも、情報漏えいを確実に防ぐ。WindowsとMacに対応し、MacはApple SiliconとIntelプロセッサの双方の搭載機で利用できる。
料金プランは、無料トライアル、Pro、Enterpriseの3種類を用意した。無料トライアルではローカルモデルによる文字起こしを無制限で使え、翻訳や要約などは300クレジットまで試用可能だ。Proプランは月額3000円で、3000クレジット分の機能を利用できる。Enterpriseプランは、組織管理機能や高度な利用に対応する。
建設業界には長い歴史の中で蓄積された膨大な専門知識があり、その多くはドキュメント化されずに、ベテランの頭の中に存在している。「スリーブ」「ハンチ」「ふかし」「墨出し」といった建設業界の日常語は、クライアントとの打ち合わせに参加する新入社員や他部門メンバーにとっては、「知らない単語との戦い」となる場面が日常的に発生していた。
そこでArentは、誰もが議論のスピードを落とすことなくリアルタイムに文脈を把握し、発言の質を高められる環境を整えるため、KageMeeを開発した。特定のWeb会議ツール(ZoomやTeamsなど)の権限や機能に依存せず、あらゆる環境で利用可能なAIアシスタントとして、建設業の打ち合わせ時に発生する課題解決につながる。
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