東京貿易テクノシステムと奥村組土木興業が共同開発した「レーザートラッカーによる鋼板巻立て工の効率化システム」が、国土交通省の「河川点検技術カタログ」に掲載された。
東京貿易グループ子会社の東京貿易テクノシステムは2026年7月7日、奥村組土木興業と共同開発した「レーザートラッカーによる鋼板巻立て工の効率化システム」が、国土交通省の「河川点検技術カタログ」に掲載されたと発表した。
今回カタログに掲載されたシステムは、鋼板巻立て工の計測を遠隔化することで計測用足場の設置を不要とし、施工コストの削減や安全性向上を図る技術。橋脚などをレーザートラッカーで3D点群測量し、躯体形状を高精度に把握できる。新技術情報提供システム(NETIS)にも登録されている。
近年、河川インフラの老朽化が進む一方で、維持管理の現場では人手不足や作業負担の増加が課題となっている。国土交通省が公表する河川点検技術カタログは、河川や堤防、護岸などの点検/維持管理に活用できる技術を体系的に整理したもので、河川管理者や設計会社の技術選定の参考資料として利用されている。
鋼板巻立て工の計測は、従来、足場を設置した高所で、スケールや下げ振りを用いて行っていた。今回掲載されたシステムでは、レーザートラッカーによる遠隔計測に置き換え、高精度かつリアルタイムでの計測/解析を可能にした。高所での計測作業を不要とすることで足場設置コストを削減できる他、計測時間の短縮による工期全体の効率化、高所作業の削減による安全性向上にもつながる。
今回、河川点検技術カタログにおいて、河川構造物の状態把握や施工管理に資する「計測・モニタリング技術」の「計測-22」として掲載された。
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