埋設物をバケットで検知 西尾レントオールがCSPIで最新ICT施工と熱中症対策を展示第8回 国際 建設・測量展(2/2 ページ)

» 2026年07月09日 10時33分 公開
[川本鉄馬BUILT]
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事故を防ぎ、作業効率を高める「埋設物検知バケット」

 現場の掘削作業で神経を使うものに、地中に埋設されたガス管や電線、光ファイバーなどがある。掘削で損壊すると工事が停止してしまうだけでなく、重大な2次被害を引き起こす危険性もはらんでいる。その対策として西尾レントオールは、イスラエルのメーカーが開発した日本でまだあまり知られていないセンサー付きバケット「LDR EXCAVATE(エクスカベーター)」を導入し、レンタルを開始した。

底面に埋設物検知センサーを埋め込んだ掘削バケット「LDR EXCAVATE」 底面に埋設物検知センサーを埋め込んだ掘削バケット「LDR EXCAVATE」 筆者撮影
「LDR EXCAVATE」の装着イメージ 「LDR EXCAVATE」の装着イメージ 提供:西尾レントオール

 LDR EXCAVATEは、底面にセンサーを内蔵し、地中の埋設物を掘削前に検知する。掘削前にバケットで地面をなぞるようにスキャンすると、モニターに埋設物までの「水平距離」と「垂直深さ」がリアルタイムで表示される。さらに、「スキャン開始地点から何センチで深さ何センチの地中にパイプがある」といった埋設物の情報が具体的に把握できる。そのため、掘り過ぎや掘削場所のズレなどによる事故を未然に防げる。

 導入時にケーブルやモニターの設置は必要となるものの、基本的には後付け可能で、作業内容や施工場所に応じて柔軟に活用できる。

「LDR EXCAVATE」の説明パネル 「LDR EXCAVATE」の説明パネル 筆者撮影

テクノロジーで酷暑下の建設作業員を守る!

 夏季の熱中症対策は、福利厚生の域を超え、今や事業者に課された必須事項となっている。そこで西尾レントオールは、ハード/ソフトの両面から最新の熱中症対策を提案した。

 会場では、トレーラーボックスやクーラーテント、体調をモニタリングするウェアラブル端末などを出品した。クーラーテントは、スポットクーラーによる冷気を循環できる構造だ。折りたたみ式なので移動や収納が容易で、2人だけで短時間に設営できる。

猛暑下の休憩場所となる折りたたみ式のクーラーテント 猛暑下の休憩場所となる折りたたみ式のクーラーテント 筆者撮影
クーラーテントはスポットクーラーの冷気を循環させて冷房効果を高めている 猛暑下の休憩場所となる折りたたみ式のクーラーテント 筆者撮影

 一方、ソフト面では、作業者の健康状態をチェックするウェアラブル端末「TECHNO BAND(テクノ バンド)」を訴求した。作業員が装着したスマートウォッチ型の端末が脈拍などのバイタルデータを読み取り、体調の変化を検知する。異常を検知した際は、本人だけでなく、管理者や周辺で作業する同僚にも通知が飛ぶ仕組みだ。作業に集中している本人が、気付かないうちに症状が進行するのを防ぐ。周囲が声を掛け合える環境を作ることで、重症化を未然に食い止める役割を果たす。

作業者の健康状態をチェックするウェアラブル端末「TECHNO BAND」。WBGTと年代別心拍数から熱中症の兆候を検知し、管理者や同僚に通知する 作業者の健康状態をチェックするウェアラブル端末「TECHNO BAND」。WBGTと年代別心拍数から熱中症の兆候を検知し、管理者や同僚に通知する 筆者撮影

 熱中症対策の製品では他にも、衝撃を与えると即座にシャーベット状になる飲料(アイススラリー)を作る冷蔵庫「シャリシャリさん」など、現場で手軽に体を冷やせるアイテムも紹介した。

アイススラリー(流動性のある飲める氷)を作れる冷蔵庫「シャリシャリさん」。市販のペットボトル飲料からアイススラリーが作れる アイススラリー(流動性のある飲める氷)を作れる冷蔵庫「シャリシャリさん」。市販のペットボトル飲料からアイススラリーが作れる 筆者撮影
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