キヤノンマーケティングジャパン、三井不動産、MODE、Imageousの4社は、東京都中央区の大規模複合ビル「日本橋一丁目三井ビルディング」で、各種設備データをクラウド上で統合し、生成AIを活用することで、遠隔監視や異常検知の有効性を検証する実証実験を開始した。
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2026年5月12日、三井不動産、 MODE、Imageousと共同で、三井不動産が運営する東京都中央区の複合ビル「日本橋一丁目三井ビルディング」において、設備管理の遠隔化/自動化による効率化を目指す実証実験を開始したと発表した。
カメラや設備機器、センサーで取得した設備データをクラウド上で統合し、生成AIを組み合わせることで、遠隔からの設備データ監視や異常検知、現場作業者の設備データ収集支援の有効性を検証する。
実証は、商業施設「COREDO日本橋」を含む日本橋一丁目三井ビルディングで実施。中央監視システムで管理する約5000点の設備データに加え、従来は現場で目視確認していたアナログメーターの情報をネットワークカメラで取得する他、分電盤などの設備データは各種センサーで収集。取得データや映像はクラウド上で統合して一元管理する。アラート通知や自動生成した定時レポートを基に、対話形式で関連データを呼び出し、設備の詳細な状況を効率的に把握できるかを検証する。
漏電や絶縁異常など重大事故につながる恐れのある事象は、遠隔地から常時監視を行い、迅速な初動対応につなげる新たな業務プロセスの有効性も確認する。この他、生成AIを活用したデータ検索や要約機能により、設備管理における判断の迅速化や運用高度化を図る。
各社は実証を通じて、巡回/点検業務の省人化や現地対応に依存しない運用体制の実現可能性を見極める。
今回の実証で、三井不動産は、実証フィールド提供に加え、周辺技術を踏まえた導入可能性の検討や実運用環境における検証/評価を担当し、将来の実装に向けた知見を蓄積する。キヤノンMJは、ソリューション提供からプロジェクト推進、運用支援までを担う。MODEは現場データを統合するIoTプラットフォーム「BizStack」を、Imageousはビル設備データを取得/活用する「Roby Service Platform」を提供する。
今後は、実証の結果を踏まえ、連携対象の拡大や業務フロー見直しを進める。将来は、複数のビルや施設の設備データを集約し、エリア単位で一括管理することで、安定的なビル管理と街全体を支える設備管理DX基盤の構築を目指す。
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