6割が「将来実家が空き家に」と予測! 他が断る“ワケあり空き家”を買い取るネクスウィルの戦略空き家問題(3/4 ページ)

» 2026年05月11日 18時42分 公開
[加藤泰朗BUILT]

“実家じまい”の課題に対応する3つの事業

 勉強会の後半では、前半で整理した“実家じまい”の課題を踏まえ、ネクスウィルの各種事業を紹介した。

 中核となるのが、不動産買取サービス「ワケガイ」だ。「困った家、買います」をコンセプトに、買取から再流通までを一貫して担い、所有者の負担軽減を図る。残置物が残ったままの物件、共有状態で権利関係が複雑な物件、再建築不可物件、事故物件など、従来は地元の不動産会社では扱いにくかった物件にも対応し、これまでに累計1000件以上を買い取ってきた。

不動産買取サービス「ワケガイ」のサービスコンセプト 不動産買取サービス「ワケガイ」のサービスコンセプト 提供:ネクスウィル

 丸岡氏によると、未登記建物や市街化調整区域にある建物でも買い取り可能な場合があるという。躯体(くたい)の傷みが激しく、解体を検討していても、近年は解体費の高騰で処分が進まないケースがあり、「まるごと買い取ることで、そうした悩みの解決につなげられる」と話した。

ネクスウィルによる買取事例 ネクスウィルによる買取事例 提供:ネクスウィル

 買取だけでなく、売り手と買い手を直接つなぐC2Cプラットフォーム「空き家のURI・KAI」、買い取った物件を優良投資家に優先販売する「空き家のURI・KAI for INVESTOR」も展開している。丸岡氏は「空き家を再び資産として流通させる流れをつくっている」と話した。

C2Cプラットフォーム「空き家のURI・KAI」と、「空き家のURI・KAI for INVESTOR」のサービスコンセプト C2Cプラットフォーム「空き家のURI・KAI」と、「空き家のURI・KAI for INVESTOR」のサービスコンセプト 提供:ネクスウィル

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