安藤ハザマは、ダム用油圧ショベル型バイブレータの遠隔操作を遠隔化/自動化する新システム「RABV」を開発した。
安藤ハザマは2026年3月11日、ダム堤体コンクリート打設に用いる油圧ショベル型バイブレータ(バイバック)の遠隔操作と自動運転を可能にするシステム「RABV(ラ・ビブ)」を開発し、実証実験で有効性を確認したと発表した。
RABVは、遠隔操作/自動走行/自動締固めの3つのプログラムから成り、専用端末を使用してバイバックの遠隔操作と自動運転が行える。
遠隔操作プログラムは、バイブレータの旋回や振動の開始と停止を遠隔で制御可能で、汎用のバックホウ遠隔操作装置と組み合わせることで、機体全体の遠隔化を実現した。
自動走行プログラムでは、堤体コンクリートの打設順序を示すレーンスケジュールをプログラム上に再現し、施工箇所を選択することで機体を自動走行させる。
自動締固めプログラムは、バイブレータの差し込み位置と順序を設定し、機体の位置と姿勢を自動認識することで計画通りの締固めを行う。さらに、機体に搭載したLiDARにより打設箇所内のコンクリート形状を把握し、差し込み位置の補正や表面高さに応じた引き抜き判断を自動で実施する。
実証実験では、ダムコンクリートの模擬材を用いてシステムの機能と精度を検証し、遠各機能が有効に動作し、適切な締固めが可能だと確認した。
今後は実証実験を重ねながら、国土交通省の「自動施工における安全ルール」への適合を進めることで製品としての信頼性向上を図る。最終的には自社のダム施工現場への適用を目指す。
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