DXYZは、顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」を利用した施設予約サービスの提供を開始した。日東工業が開発した個室ブース「PRIVATE BOX」や、安田不動産が開発した複合賃貸物件「The glow Mita」に導入された。
DXYZ(ディクシーズ)は2025年3月19日、顔認証IDプラットフォーム「FreeiD(フリード)」を利用した施設予約サービス「FreeiD Reserve」の提供を開始したと発表した。施設の登録/予約、オンライン決済機能を搭載し、顔認証による円滑な施設利用を可能とする。
利用料の支払いはクレジットカードと法人向けの請求書払いに対応。キャンセルポリシーも設定可能で、無断/直前でのキャンセルを抑止し、キャンセル料徴収機能も備える。
サービスの利用者区分は3種類。施設管理者は施設情報や利用条件の設定、ユーザー登録用QRコード発行、ユーザー/予約/テナントなど各種情報管理機能を使用できる。テナント管理者は決済用クレジットカード登録、所属ユーザーの情報や予約の管理が可能。一般ユーザーは、個人情報や決済情報の登録、QRコードでの利用施設追加、予約/キャンセルができる。
新サービスは、日東工業が開発した個室ブース「PRIVATE BOX」と連携。安田不動産が開発した東京都港区の複合賃貸物件「The glow Mita」でのサービス提供も開始した。いずれもFreeiDから予約すると、予約日時に顔認証で扉を解錠できる。
PRIVATE BOXは1人用の個室ブースで、サイズは1200(幅)×2275(高さ)×1100(奥行き)。事務所などの共有スペースに設置可能。
The glow Mitaは、エントランスなどの共用部から専有部までFreeiDを導入した「オール顔認証」物件だ。ワーキングラウンジとミーティングルーム2部屋にFreeiD Reserveを導入した。
DXYZは今後、オフィスの会議室や個室ブース、マンションの共有設備、フィットネスジム、各種シェアサービスなどさまざまな施設への展開を計画している。
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