YKK APは、2025年2月4日から開催される「さっぽろ雪まつり」会場で、ペロブスカイト太陽電池を使用した建材一体型太陽光発電の実証実験を行う。
YKK APは2025年1月20日、ペロブスカイト太陽電池を使用した建材一体型太陽光発電(BIPV)の実証実験に向けて、札幌市と連携協定を締結した。協定に基づき、2025年2月4日から開催される「さっぽろ雪まつり」会場で、BIPVを搭載したムービングハウス「SAPPORO ZERO BOX (サッポロ ゼロ ボックス)」を展示する。
YKK APは関電工と業務提携し、窓や壁面を活用したBIPVの開発を進めている。2024年7月には、実証実験ハウス「Akiba ZERO BOX(アキバ ゼロ ボックス)」を使用し、秋葉原駅前で日射量や発電量のデータを収集する実証実験を行った。
今回設置したSAPPORO ZERO BOXでは、内窓タイプの建材一体型太陽光発電の発電量と消費電力を検証する他、多くの来場者が見込まれるさっぽろ雪まつり会場での展示を通じてBIPVの認知拡大を図る。ハウス内では、環境省「脱炭素先行地域」にも選定された札幌市によるカーボンニュートラルの取り組みも併せて発信する。
YKK APは今後も、「窓で断熱」をテーマとした省エネ、「窓で発電」をテーマとした創エネの取り組みとともに、BIPVの実用化を進めていく。
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