野村不動産ソリューションズとLIFULLは、生成AIを活用して不動産売買に関する相談に応じる対話型チャットサービスを共同開発し、不動産情報サイト「ノムコム」で提供を開始した。
野村不動産ソリューションズは2024年7月30日、LIFULLと共同で、生成AIを活用した対話型チャット相談サービス「ノムコムAIアドバイザー」を開発し、野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイト「ノムコム」で、不動産売買を検討中の顧客向け新サービスとして提供を開始した。
野村不動産ソリューションズはこれまで、2016年に「住まいのAI ANSWER」、2023年に生成AIによる自然言語でのチャット型相談サービスの「AI ANSWER Plus(ベータ版)」をリリースするなど、AIチャットサービスの開発に取り組んできた。今回リリースしたノムコムAIアドバイザーはAI ANSWER Plusの正式版で、ベータ版では「一問一答」形式にとどまっていたチャット機能が進化し、より対話に近いやりとりが行えるようになった。
ノムコムAIアドバイザーでは、生成AIが、ノムコム内の物件情報や住まいに関する多様なコンテンツ、データを参照し、ユーザーに適した情報を提供する。物件検索に加えて、不動産売買や専門用語の解説、AIによるおすすめポイントの紹介など、不動産取引に関連する幅広い相談に対応可能だ。外部サイトの国土交通省「取引価格データ」「不動産情報ライブラリAPI」を参照することで、公開中の不動産価格(取引価格)、小中学校区のデータも利用できる。
AIの画像認識機能で物件の間取り図のポイント解説する機能や、実際に街に住む人の声や各種データをもとに希望に近い街を提示する街検索機能、住宅ローンシミュレーション機能なども搭載する。
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