mapryLA01が販売するLiDAR機器「LA01」に、建設発生土や材料、資材のストックヤード向けの体積計測機能が追加された。
地理空間情報アプリプラットフォームサービス「mapry」を提供するマプリィは、ストックヤードなどの建設資材管理の現場で使い勝手を考慮し、LiDAR機器「LA01」の体積計測機能を拡充し、現在販売に注力している。
今回のアップデートで、これまで現場で手計測で行っていた月末の棚卸管理などがスマートフォンとLA01で計測可能となり、点群データから簡単に高精度な体積の算出が実現する。
LA01は、土木現場での測量や地上でのデータ取得に最適なLiDAR機器。移動しながらの点群取得、または固定しての取得と切り替えながら使え、最大200メートルを測距する。災害地などの人が近づけない対象物も安全地から測量できる。定点設置に加え、手持ちや車載での計測にも対応し、高性能ながら安価な測定機器がアピールポイントとなっている
これまで備わっていた体積計測機能は、グランドレベル(地表面の高さ)の設定などの機能を拡充し、より現場で使いやすいように調整した。コンクリートの原料や建設残土などの体積を計測し、これまでの機器と違い、屋根がある環境や非GPS環境下でも利用できる。
体積の計測方法は、LA01を持って計測対象物の周りを移動してスキャンし(一般的な歩行速度)、USBにデータを保存。USBはAndroidスマートフォンにつなげて読み込み、計測対象の幅や奥行き、高さを設定といった体積ボックスとグランドレベルを設定すると、体積が表示される。
mapryLA01の通常本体価格は39万2700円、月額利用料金は1万1000円(いずれも税込み)。
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