延べ7.8万m2の「兵庫尼崎物流センター」着工 日本国土・旭JVの施工で2025年7月完成：ロジスティクス

ラサール不動産投資顧問が兵庫県尼崎市西向島町で計画する「（仮称）兵庫尼崎物流センター」が、日本国土・旭JVの施工で着工した。

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　ラサール不動産投資顧問は2024年1月12日、グループが組成した特定目的会社を通じて開発するマルチテナント型物流施設「（仮称）兵庫尼崎物流センター」の建設工事に、2025年7月の竣工を目指し、着工した。

5階建て延べ7.8万m2のマルチテナント型物流施設、日本国土・旭JVで25年完成

「（仮称）兵庫尼崎物流センター」の外観パース　出典：ラサール不動産投資顧問プレスリリース

　施設は、ワンフロア約3500〜4400坪で、1〜4階までの各階に接車可能な鉄骨造（一部鉄筋鉄骨コンクリート造）の5階建てマルチテナント型物流施設。設計・監理はコンストラクションマネージメントジャパン、施工は日本国土・旭JV。

　計画地は、地名地番で兵庫県尼崎市西向島町1番4、1番5の敷地面積3万1480.93平方メートル。阪神高速3号神戸線「尼崎西IC」から約1.8キロ、阪神高速5号湾岸線「尼崎末広IC」より約3.0キロに位置し、近畿圏や中国／四国方面に向けた広域配送の物流拠点として優れた立地。国道43号線からは約0.3キロの近距離で、一般道を利用した大阪市内や神戸市内への広範なエリア配送に適する。

「（仮称）兵庫尼崎物流センター」の周辺地図　出典：ラサール不動産投資顧問プレスリリース

　施設機能では、1階から4階への着車を可能にするランプウェイを採用し、4階と5階は在庫拠点ニーズにも対応する垂直搬送機3基、荷物用エレベーター3基を備えた2層使い（メゾネット）の賃貸区画で、最大11区画まで分割できる。1階には冷蔵対応の区画も整備し、さまざまなテナントニーズに応じる最新鋭の物流センターとなっている。

「（仮称）兵庫尼崎物流センター」の休憩室パース　出典：ラサール不動産投資顧問プレスリリース

　BCP（事業継続計画）対策では、津波や高潮を想定した受変電設備の嵩上設置の対策により、洪水や高潮リスクを軽減する。72時間対応の非常用発電機を備え、環境に配慮したLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を設置する。SDGsの取り組みも強化し、CASBEE-建築（新築）のAランクやZEB-Readyの取得を計画している。

「（仮称）兵庫尼崎物流センター」の外観パース　出典：ラサール不動産投資顧問プレスリリース