設置にあたってはJIS規格「GX53口金」に対応し、口金さえ合えば他社製品のLED照明器具(ホルダー)でも工事不要でそのまま取り付けられる。新設する場合、パナソニックでは、インテリアからエクステリアまで、スタンドやスポットライト、ローポールライト、フットスタンドといった豊富な屋内外のLED照明器具を展開しており、キャンドルタイプで12品番、ホタルタイプで20品番の組み合わせから選べる。
LED照明器具のラインアップで特に推奨しているのが、2023年にリリースした「lucoeur(ルクール)」。仏語の「luminous(明かり)」+「coeur(心)」を合わせた商品名で、導光レンズが心地よい煌(きら)めきを表すタイプと、点光源(導光レンズ)で器具の陰影を魅せる2タイプがあり、光のゆらぎが加わわれば照明効果が一層増す。
また、オイルランプの明かりをコンセプトに開発したローポールライト街路灯「llumiro(ルミロ)」とホタルランプの組み合わせでは、店舗のサインやファサードを遠くからでも、煩くない程度に目立つように照らすといった使い方も提案している。
パナソニック エレクトリックワークス社 事業・営業企画部 住空間営業企画課 栗栖康平氏は、「ライティング事業部では心の豊かさとエコの両立を掲げている。ゆらぎ点灯タイプは、その理念をLED照明ランプで製品化した」と話す。
エクステリアを対象とした理由は、「コロナ禍を経て、日常生活からキャンプやグランピングなどのレジャーでも、屋外空間で過ごす時間に関心が高まっている。飲食店や商業施設でも、誘客や滞在時間の長時間化を図るべく、屋外空間づくりが重視されている。ここ数年は、民間の力を自治体が公園整備に活用するPark-PFIも進み、今後もエクステリア市場の活性化が見込まれる。これまでにも当社では、エクステリアを光で彩るLED照明を多数展開しており、ゆらぎ点灯タイプは、夜を楽しめるエクステリア照明としてラインアップに追加した」と説明する。
ゆらぎ点灯タイプは2024年2月21日の発売予定で、価格はランプ単体で1万5840円(税込み)。飲食店や戸建て住宅のテラス、商業施設のスポットで、手軽に心地よい光の演出を採り入れた空間づくりとして提案していく。
今後は、ゆらぎ点灯タイプの対象空間を広げるため、品種を拡充する他、パーソナル向けランタンやプロジェクションマッピングなど「感性に訴える照明」の開発にも着手。エコを前提に、夜に人が楽しめる空間づくりを通して、心の豊かさへつなげる製品開発に取り組むとしている。
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