ラサール不動産投資顧問は、組成した特定目的会社を通じて、マルチテナント型物流施設「ロジポート多摩瑞穂」を着工した。施設はRC+S造の地上4階建て、延べ床面積16万平方メートルとなる見通し。
ラサール不動産投資顧問は2023年2月13日、東京都西多摩郡瑞穂町でマルチテナント型物流施設「ロジポート多摩瑞穂」の地鎮祭を同日に執り行い、着工したと発表した。
ロジポート多摩瑞穂は、鉄筋コンクリート+鉄骨造の地上4階建てマルチテナント型物流施設で、延べ床面積は16万2125.07平方メートル。設計・監理監修は日立建設設計、エノア総合計画事務所で、設計・施工は東急建設が担当する。
建設地は東京都西多摩郡瑞穂町大字高根字高根新田623-1他(地番)で、敷地面積7万826.64平方メートル。東京都心まで約1時間と大消費地に近い物流適地に立地している。国道16号に面した希少立地でもあり、圏央道「青梅IC」まで約4キロと近接していることから、首都圏全域はもちろん関越自動車道や東北自動車道などを経由し、全国への配送拠点のエリア特性にも優れている。
施設には、各階への着車を可能にするランプウェイを2基採用。床荷重1.5トン/平方メートル、梁(はり)下天井有効高5.5メートル以上、柱スパン10メートル以上を備えた汎用性の高い仕様とした。
フロアは、最小約830坪から分割利用が可能で、1フロア最大で約1万500坪までを利用できるため、さまざまなテナントニーズに対応する最新鋭の物流センターとなる。敷地内には、約360台分の普通自動車の駐車スペースや約40台分の大型車待機場、約60台分のバイク置き場、約240台分の駐輪場を整備。施設内にはカフェテリアや無人売店を設け、入居企業の雇用対策をサポートする働きやすい環境を用意する。
また、強固な地盤を有していることから、大地震や津波リスクを軽減できる優れた土地とされている。BCP対策では、72時間対応の非常用発電機を備え、環境に配慮したLED照明や人感センサー、節水型衛生器具の設置を計画。また新築CASBEE建築のSランクとZEB Ready取得を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.