大阪府八尾市で延べ5.4万m2のJP楽天ロジスティクス専用物流施設が着工、日本GLPリテール&ロジスティクス

日本GLPは、大阪府八尾市で開発を進めていた物流施設「GLP八尾I」が2022年2月に着工したことを公表した。GLP八尾Iは、JP楽天ロジスティクスが専用施設として一棟全体を利用し、総開発費は約117億円で、2023年2月の竣工を予定している。周辺では、物流施設「GLP八尾II」の開発も進めている。

» 2022年02月28日 13時00分 公開
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 日本GLPは、大阪府八尾市で開発を進めていた物流施設「GLP八尾I」の起工式を2022年2月17日に開催した。

「東大阪南IC」と「八尾IC」から約4キロの場所に立地

 開発地は、大阪外環状線に隣接し、近畿自動車道「東大阪南インターチェンジ(IC)」と「八尾IC」から約4キロの場所にあり、西名阪自動車道「藤井寺IC」から約6キロと、大阪市内だけでなく奈良県や和歌山県などの南近畿地域までアクセス可能で、交通利便性に優れる。さらに、近鉄大阪線「高安」駅からは徒歩圏内にあり通勤が容易で、住宅地が周囲にあるため雇用を確保しやすい。

 GLP八尾Iは、東大阪・八尾エリアでは希少な賃貸型先進的物流施設で、高度なマテハンシステムを導入するための床開口を採用し、防火区画の柔軟な設計と空調の設置により就労環境の快適性を高め、カフェテリアを設け従業員がリラックスできる環境を構築。

物流施設「GLP八尾I」(左)と隣接する物流施設「GLP八尾II」の完成イメージ 出典:日本GLPプレスリリース
「GLP八尾I」の南西歩行者入り口完成イメージ 出典:日本GLPプレスリリース

 BCP対策に関しては、耐震性能の高いブレース材を取り付け、地震に対する安全性を確保する他、浸水や液状化が発生しない地盤対策を講じ、高い事業継続性を実現する。環境配慮については、「CASBEE(新築)認証」「ZEB認証」「BELS認証」の取得を見込んでいる。

 なお、今回の施設は、GLPがグローバルな政府系投資機関と年金基金からの出資により、2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズIII」による開発物件となる。

GLP八尾Iの概要

 GLP八尾Iは、耐震構造の地上4階建てで、延べ床面積は5万4000平方メートル。所在地は大阪府八尾市郡川1丁目で敷地面積は2万6900平方メートル。着工は2022年2月で竣工は2023年2月を予定している。

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