アセットテクノロジーは、投資用不動産でサブリース契約をした経験がある110人に対し、サブリース契約の絶望調査を実施した。調査の結果、7割以上が契約に関して「後悔」を経験したと回答した。
アセットテクノロジーは、投資用不動産でサブリース契約をした経験がある110人に対し、サブリース契約の絶望調査を実施した。調査の結果、投資用不動産のサブリース経験者の7割以上が契約に関して「後悔」を経験しており、「家賃見直しによって家賃をかなり下げられてしまったから」と、収益が低くなった点に意見が集まった。また、「サブリース業者と入居者のやりとりがブラックホール化していたから」「想定以上の免責期間が設けられていた」などの意見も多数挙がった。
契約時の業者からの説明に関しては9割以上が「不十分である」と回答し、説明不足だと感じた項目は「家賃保証の割合」「将来の家賃変動の条件」「賃料の固定期間・改定時期」の回答がそれぞれ約2割だった。
サブリース契約において、安定した家賃収入が得られるというメリットもある一方で、融通が効かないケースや収益性が低いケースもあり、サブリースを勧めたくない理由として「契約解除ができないケースがあるから」が最多で6割以上、続く約半数が「家賃収入の下落が大きいから」と回答した。
他にも「売買時に不便である」や「自分の責任範囲がわからない」との声も上がっており、サブリース利用者にとって、契約時のデメリットに関する明確化および業者の誠実さが現在求められていると同社は分析した。
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