日本GLPは、シャープから購入した大阪府堺市堺区の用地で物流施設「GLP SJL堺」が2022年12月に着工することを公表した。GLP SJL堺は、S造地上4階建ての物流施設で、投資総額は約180億円。
日本GLPは、シャープから購入した大阪府堺市堺区の用地で物流施設「GLP SJL堺」を開発することを2022年9月16日に発表した。
開発地は、阪神高速4号湾岸線と阪神高速6号大和川線の「三宝ジャンクション(JCT)」から約3.5キロに立地し、輸配送拠点である大阪南港からも約10キロの場所にあり、配送業者の営業所も近くに存在し、交通利便性に優れる。
GLP SJL堺は、鴻海(ホンハイ)グループでグローバルに物流関連業務と物流ソリューション業務を展開するJusda Supply Chain Management(JUSDA)、JUSDAがシャープと合弁で設立したシャープジャスダロジスティクス(SJL社)、日本GLPの3社で組成したジョイントベンチャーによって開発され、竣工後はSJLの専用施設として稼働する。
建物は、垂直搬送機の増設や床荷重増強など、カスタマーニーズを取り入れた設計とし、人感センサー付きLED照明なども導入する。加えて、施設全体で環境に配慮した設計を実施し、Green Building認証である「CASBEE」や「ZEB」の取得だけでなく、太陽光発電設備を設置する見込みだ。
GLP SJL堺は、S造地上4階建てで、延べ床面積は約9万3000平方メートル。所在地は大阪府堺市堺区匠町1で、敷地面積は約5万平方メートル。着工は2022年12月で、竣工は2024年1月を予定している。
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