プロロジスは、愛知県東海市で進めている「東海太田川駅西土地区画整理事業」の区域内で開発するマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」と「プロロジスパーク東海2」の計画について、土地区画整理事業の施行者である東海太田川駅西土地区画整理組合と進出に関する確認書を締結した。なお、プロロジスは、上記の事業で、土地区画整理組合、東海市、業務代行者とともにまちづくりを推進する事業提案企業に2020年2月に選定されている。
プロロジスは、愛知県東海市でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」と「プロロジスパーク東海2」を開発することを2022年9月12日に発表した。
両施設の開発地は、愛知県東海市の中核駅である名鉄常滑線「太田川」駅の玄関口に位置し、約34.4ヘクタールの区域を整備する「東海太田川駅西土地区画整理事業」内の産業物流地区内にある。
東海太田川駅西土地区画整理事業の施行区域は、伊勢湾岸自動車道/名古屋高速4号東海線が接続する「東海ジャンクション(JCT)」から約4.3キロの地点に立地している他、開発区域西側の「西知多産業道路」は、名古屋中心部と中部国際空港をつなぐ地域高規格幹線道路で、2027年の全線開通に向け整備事業が進行している。
今回、土地区画整理事業の施行に合わせて、土地区画整理事業区域に隣接する場所に、西知多産業道路の「(仮称)大田インターチェンジ(IC)」が開設する予定で、西知多産業道路の「加家IC」からも1.8キロの地域にある。
さらに、名古屋市中心部から約15キロの場所にあり、名古屋高速を利用して車で約30分で到達可能で、伊勢湾岸道路から新東名高速道/新名神高速道を活用することにより、東西への広域配送にも対応するだけでなく、西知多産業道路の全線開通時には、中部国際空港から車で約20分で到着できるようになる見込みだ。
プロロジスパーク東海1は、地上5階建てで、1区画の最大面積は2万6446.28平方メートルとなり、ダブルランプウェイを採用し、敷地内は一方通行でスムーズな車両動線を確保する。加えて、大型車両が各階にアクセスする仕様を導入し、小区画分割にも応じる。
プロロジスパーク東海2は、地上4階建てで、1階と3階にトラックバースを設け、スロープで大型車両が3階に上れるようにするだけでなく、カスタマーの要望により特殊仕様に対応したBTS施設としての開発にも対応する。
両施設ともに、入居企業の事業継続性や地域の防災性向上にも配慮し、マルチテナント型物流施設の仕様に基づいた防災設備や入居者が快適に働ける環境を整える。
また、土地区画整理組合、東海市、他の事業提案企業などと共同で、地域の課題解決に貢献するまちづくりに取り組んでおり、賑(にぎ)わいを創出する施設の整備や近隣住民の憩いの場所となる公園など、両施設の敷地内に機能と仕組みの導入を検討している。
プロロジスパーク東海1」は、地上5階建てで、延べ床面積は約15万4600平方メートル。開発地は愛知県東海市「東海太田川駅西土地区画整理事業」区画内で、敷地面積は約7万2800平方メートル。着工は2024年春で、竣工は2025年冬を予定している。
プロロジスパーク東海2は、地上4階建てで、延べ床面積は約6万3700平方メートル。開発地は愛知県東海市「東海太田川駅西土地区画整理事業」区画内で、敷地面積は約2万9300平方メートル。着工は2025年春で、竣工は2026年夏となる見通しだ。
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