東京・港区で延べ14.8万m2の新築分譲マンションを開発、三井不動産レジデンシャルらプロジェクト(1/2 ページ)

三井不動産レジデンシャルは、三菱地所レジデンスとともに、「(仮称)港区三田一丁目計画」として、東京都港区で開発を進める新築分譲マンションの名称を「三田ガーデンヒルズ」に決定した。三田ガーデンヒルズは、三井不動産グループと三菱地所グループが都心で開発する分譲マンションとして、東京都渋谷区の分譲マンション「広尾ガーデンヒルズ」に続く2件目となる。

» 2022年07月15日 07時00分 公開
[BUILT]

 三井不動産レジデンシャルは、三菱地所レジデンスとともに、東京都港区で開発を進める新築分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」の詳細を2022年4月25日に発表した。

「麻布十番」駅から徒歩5分の場所に位置

 開発地は、都営大江戸線・東京メトロ南北線「麻布十番」駅から徒歩5分の場所にあり、都営地下鉄三田線「芝公園」駅から徒歩10分のエリアに立地し、約2万5000平方メートルの旧逓信省簡易保険局庁舎跡地に位置する。

 三田ガーデンヒルズは、都内に拠点がある建築設計事務所のホシノアーキテクツがメインデザインを担当し、英国のロンドンに本社を構える建築設計事務所ホプキンスアーキテクツが国内マンションのファサード・デザインを担っている。ファサード・デザインでは、歴史的建造物である旧逓信省簡易保険局庁舎を一部保存・再生し、格式ある外構を実現する。

「三田ガーデンヒルズ」の完成予想イメージ 出典:三井不動産レジデンシャルプレスリリース
左から、「旧逓信省簡易保険局庁舎」の外観、階段室、正面玄関 出典:三井不動産レジデンシャルプレスリリース
「旧逓信省簡易保険局庁舎」の保存の様子 出典:三井不動産レジデンシャルプレスリリース
「旧逓信省簡易保険局庁舎」の保存・再生完成のイメージ 出典:三井不動産レジデンシャルプレスリリース

 三田ガーデンヒルズのランドスケープは、雄大なアンジュレーション(起伏)で構成され、面積は約7700平方メートルで、入居者専用の中庭を中心に既存樹を含む約130種の植栽を設ける。植栽への育成には年間約500トンの雨水を利用し、環境の維持・保全を行う。

「三田ガーデンヒルズ」の中庭の完成イメージ 出典:三井不動産レジデンシャルプレスリリース
「三田ガーデンヒルズ」の中庭の春(左)と秋(右)のイメージ 出典:三井不動産レジデンシャルプレスリリース

 環境配慮に関して、建物には、LOW-E複層ガラスを備え、外壁などの断熱性を高めるだけでなく、LED照明などの高効率機器を採用する。ガスについては、共用部と各住戸に、東京ガスが提供している「カーボンニュートラル都市ガス」を導入し、電気では、共用部にはafterFITが、各住戸にはSBパワーが扱う実質再生可能エネルギー100%の電力を利用する見込みだ。

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