水素発電にオーストラリアから輸送した水素を活用、大林組導入事例

CO2フリー水素サプライチェーン推進機構や川崎重工業、大林組、関西電力、神戸市は、兵庫県神戸市にあるポートアイランドの水素発電実証施設「水素CGS実証プラント」における発電実証で、オーストラリアから輸送してきた水素を活用した。

» 2022年07月13日 09時00分 公開
[BUILT]

 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)や川崎重工業、大林組、関西電力、神戸市は、兵庫県神戸市にあるポートアイランドの水素発電実証施設「水素CGS実証プラント」における発電実証で、オーストラリアから輸送してきた水素を使用したことを2022年6月23日に発表した。

「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」というサプライチェーンが1つに

 国内では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、利用時に二酸化炭素を排出しない水素を利使える環境を構築するためにさまざまな取り組みが実施されている。

 今回の実証は、HySTRAや川崎重工業、大林組、関西電力、神戸市が、カーボンニュートラルを達成するための取り組みで、海外から輸送した水素を国内で発電用燃料として利用するための実績となった。

左から、基地から水素を運び出す様子、発電施設の燃料タンクに充てん、水素CGS実証プラント 出典:大林組プレスリリース

 さらに、水素をエネルギーとして利用するための「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」というサプライチェーンが1つにつながるモデルケースを構築した。

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