埼玉県上尾市で延べ7.6万m2の高機能型物流施設が竣工、野村不動産リテール&ロジスティクス

野村不動産は、高機能型物流施設「Landportシリーズ」の1つとして、同社が埼玉県上尾市で開発を進めていた「Landport 上尾II」が2022年5月18日に竣工したことを公表した。各フロアは、異なるカテゴリーを想定した仕様とし、温度帯保管など幅広いニーズに応える設計を実現したことで、EC、医療機器、出版、書籍などさまざまな企業の入居が決定した。

» 2022年05月27日 07時00分 公開
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 野村不動産は、高機能型物流施設「Landportシリーズ」の1つとして、同社が埼玉県上尾市で開発を進めていた「Landport 上尾II」が2022年5月18日に竣工し、満床稼働したことを同月19日に発表した。

圏央道「桶川北本インターチェンジ」から約7.9キロの場所に立地

 開発地は、首都高埼玉大宮線「与野」出入口から約7.6キロの場所に位置し、圏央道「桶川北本インターチェンジ(IC)」から約7.9キロの場所にあり、都心配送と広域配送の両方に対応する。さらに、国道16号や国道17号などの主要な幹線道路にも近接しており、目的地に応じて走行ルートを選べる。周辺は、さいたま市と上尾市の住宅街が広がっており人材を確保しやすい。

 Landport 上尾IIは、各階にトラック接車可能なランプ型施設で、1階に温度帯保管を想定した保管温度0度まで対応の床断熱加工を実装している。4階には、作業用空調を実装(夏期は30度以下を、冬期は20度以上を実現)し、オールシャッター化により柔軟なレイアウトに対応する。

高機能型物流施設「Landport 上尾II」 出典:野村不動産プレスリリース

 各フロアは、異なるカテゴリーを想定した仕様とし、温度帯保管など幅広いニーズに応える設計を達成したことで、EC、医療機器、出版、書籍など、さまざまな企業の入居が決定した。

各フロアが異なるカテゴリーを想定した仕様となっている「Landport 上尾II」 出典:野村不動産プレスリリース

 加えて、環境への配慮とランニングコストの削減を目的に、全館に人感センサー付きLED照明を採用し、施設の屋根を活用して太陽光発電システムも導入しているだけでなく、雇用確保に貢献する機能としてカフェテリアを設置している。

「Landport 上尾II」のカフェテリア(左)と倉庫内(右) 出典:野村不動産プレスリリース

Landport 上尾IIの概要

 Landport 上尾IIは、耐震構造のRC+S造地上4階建てで、延べ床面積は7万6700.78平方メートル。所在地は埼玉県上尾市堤崎420-1で、敷地面積は3万1221.23平方メートル。着工は2020年10月1日で、竣工は2022年5月18日。

「Landport 上尾II」の広域図 出典:野村不動産プレスリリース

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