スマートホームは、ゼネコンや住宅関連会社はもちろん、多くのIT関連が参入を始めている。しかし、アクセルラボのSpaceCoreは、接続するデバイスの数で他をリードしている。
スマートホームを実現するには、住宅設備や家電などをスマートホームのネットワークに接続しなければならない。その際に、どのようなデバイスが接続できるかが、スマートホームの使い勝手を左右することになる。
リモコンで操作できるテレビや照明といった家電は、通常は赤外線で操作する。しかし、玄関のロックや屋外の防犯カメラ、床暖房は、それぞれでスマートホームのソフトウェア上から制御するデバイスが必要になる。
その点、SpaceCoreは、対応デバイスの数が多く、多種多様な住宅設備や機器、家電などと連携し、多彩な用途に使える。展示スペースにも、デバイス数の豊富さアピールするセンサーやカメラを展示。アクセルラボのスタッフは、現時点でもSpaceCoreが連携できるデバイスは20種類以上あり、その多さは業界トップレベルと強調する。
スマートホームに用いるデバイス数は、連携する数が増えるに従って利用者の利便性が高まるという調査結果がある。対応するデバイス数が多いSpaceCoreであれば、他のスマートホームソリューションよりも、住まいに関わるあらゆる設備が自動化され、結果として住み心地の良さが上がることが期待できる。
スマートホームに関するデバイスやソフトウェアでは、標準規格としてCAS(Connectivity Standards Alliance)が策定する「Matter(マター)」がある。現在は、各社が個別にリリースしているスマートホーム用のデバイスだが、Matterが浸透すれば、スマートホームで可能なことが一気に広がるといわれている。
ブースでは、SpaceCoreの導入事例として、大阪ガス都市開発の新築マンション「シーンズ高槻真上町」をはじめ、横浜市住宅供給公社の既存物件やケネディクスの賃貸戸建て住宅ブランド「Kolet(コレット)」などを複数のパネルで紹介した。
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