協栄産業、BIM対応建築積算システムや見積書作成システムでサブスク開始製品動向

協栄産業は、BIM対応建築積算システム「FKS」および、見積書作成システム「KYOEI COMPASS」において、利便性向上を目的に新たにサブスクリプションサービスを開始した。クラウドでのサービス利用も可能となり、BCP対策や、働き方改革が進む中、リモートワークでも活用できる。

» 2022年02月17日 08時00分 公開
[ITmedia]

 協栄産業は、BIM対応建築積算システム「FKS」および、見積書作成システム「KYOEI COMPASS」において、新たにサブスクリプションサービスを開始した。

 近年、建設業界では高齢化や人手不足が大きな問題となる中、DXやBIMの活用・推進が一層求められている。同社は1982年に第1期FKSの販売を開始してから市場ニーズに応える製品群の拡張を進め、2018年にBIM対応建築積算システム「FKS SecondStage」を発売し、現在は全国で1500社を超える企業が利用する。

 今回のサブスクリプションサービスにより、各企業の積算業務の負荷状況に応じて利用でき、利便性向上する。また、同社クラウドセンターの利用により、クラウドでのサービス利用も可能となる。BCP対策や、働き方改革が進む中、リモートワークでも活用できる。

FKS SecondStage FKS SecondStage 出典:協栄産業プレスリリース

 RC数量積算システム「FKS/RC SecondStage」は、BIM連携により断面リストの自動入力、伏図を自動作図する。平面図から、3次元へ展開し、3Dビューア、断面図、軸組図を表示し、視覚的に確認・編集できる。鉄筋、コンクリート、型枠数量はもちろん、土工事、地業工事の数量も自動算出できる。

 仕上数量積算システム「FKS/FN SecondStage」は、BIM連携IFC形式により仕上表、仕上拾い、建具データを自動入力する。PDFの図面をクリックするだけで、部屋形状が出来上がり、面積・周長を自動で積算する。改修工事、大規模修繕の外壁や足場での利用も可能だ。

 「KYOEI COMPASS SecondStage」は、値入作業を自動化し、他物件から同一明細単価を自動セット、複数棟や部分別見積も一括値入できる。下見積機能により、見積依頼〜見積回答取込み〜見積比較までを、標準装備する。Excelデータと双方向互換し、Excelの書式や計算式あり・なしなどの設定も可能だ。

 FKS/RC SecondStageとFKS/FN SecondStageが、税込月額2万900円、KYOEI COMPASS SecondStageが、税込月額7700円、契約は1年単位となる。

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