兵庫県尼崎市で延べ2.8万m2の物流施設を開発、日本GLP：リテール＆ロジスティクス

日本GLPは、2023年10月の竣工に向け兵庫県尼崎市で開発を進める物流施設「GLP 尼崎IV」が2022年8月に着工することを公表した。

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　日本GLPは、兵庫県尼崎市で計画を進めていた物流施設「GLP 尼崎IV」の開発に着手したことを2021年10月27日に発表した。

ニーズに合わせて床の耐荷重強化や天井高の変更に対応

　開発地は、阪神高速3号神戸線「尼崎西インターチェンジ（IC）」から約700メートルの場所にあり、阪神高速道路5号線「尼崎末広IC」から約1.7キロのエリアに位置し、大阪府大阪市内と兵庫県神戸市内に向けた広域配送の物流拠点として優れている。

「GLP 尼崎IV」の周辺エリア　出典：日本GLPプレスリリース

　さらに、国道2号線から約1.8キロと、一般道を利用したエリア配送もカバーする拠点として幅広い使用が可能。加えて、阪神電鉄本線「尼崎センタープール前」駅から約1.0キロで、路線バスの停留所も近く、住宅エリアからも至近であることから、雇用を確保しやすい。周辺には、日用雑貨メーカーや食品流通系企業、工業メーカー、3PLなどの物流企業が集積しており、今後は先進的物流施設へのニーズが一段と高まるとみられている。

　GLP 尼崎IVは、BTS型・セミマルチテナント型施設として計画されており、カスタマーのニーズに合わせた幅広い施設設計とカスタマイズに応じる。特徴は、基本的な倉庫仕様を備える他、入出荷をスムーズに行える両面バースや床の耐荷重強化、天井高の変更、工場用途と冷凍冷蔵向けの対応など豊富なオプションを用意する点。こうすることで、顧客は需要に合わせて仕様をセレクトでき、施設のスペックを充実させられる。庫内には大型シーリングファンを設け、働く環境の快適性を高める。

「GLP 尼崎IV」の外観　出典：日本GLPプレスリリース

　また、建物から徒歩10分の地域で稼働中の物流施設「GLP 尼崎」「GLP 尼崎II」「GLP 尼崎III」との連携で、施設管理コストの削減やテナント同士のシナジー効果も見込める。

GLP 尼崎IVの概要

　GLP 尼崎IVは、耐震S造の地上4階建てで、延べ床面積は約2万8800平方メートル。所在地は兵庫県尼崎市道意町6丁目36番1号で、敷地面積は約1万4200平方メートル。着工は2022年8月で、竣工は2023年10月を予定している。

「GLP 尼崎IV」の位置図と周囲の物流施設　出典：日本GLPプレスリリース