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» 2020年05月13日 07時00分 公開

住友林業と熊谷組が海外プロジェクトで初協業、コンドミニアムと商業施設の開発に着手プロジェクト

住友林業と熊谷組は2017年の業務・資本提携以来、8つの分野で分科会を立ち上げ、協業に向けて取り組んできた。このほど、両社がアジア地域で不動産開発事業に乗り出すために、合弁会社SFKGを設立し、第1弾としてインドネシアで、高層コンドミニアムと複合商業施設の開発プロジェクトに着手する。

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 住友林業と熊谷組はこのほど、アジア地域で不動産開発に共同で取り組むため、シンガポールに合弁会社SFKG Property Asia(SFKG)を設立した。

 第1弾として、インドネシアのジャカルタで、東南アジアの大手不動産開発会社Sinarmas Landと、山林・合板製造会社Alas Kusumaとともに、総投資額が約160億円におよぶ高層コンドミニアムと商業複合施設の開発事業「(仮称)クニンガンプロジェクト」に着手する。

延べ床面積は約5万m2

 クニンガンプロジェクトは、コンドミニアムが35階建て、商業施設が27階建て、ともにRC造で、延べ床面積は約5万平方メートル。開発予定地はインドネシア共和国ジャカルタ首都特別州クニンガン地区で、敷地面積は約1万平方メートル。総戸数は900戸で、内訳はコンドミニアム棟が500戸で、商業棟が400戸。工期は2021〜2024年で、販売開始は2021年初旬を予定している。

クニンガンプロジェクトの立地 出典:住友林業

 開発予定地のクニンガン地区は、商業地区であるタムリン地区の中心部まで車で10分の幹線道路沿いに面している。また、2021年に開通予定の路面電車LRT(Light Rail Transit)の「Setiabudi」駅まで徒歩5分で、周辺にはショッピングモールやホテル、学校があり、生活利便性にも優れている。

 今後、Sinarmas LandとAlas Kusumaが培ったインドネシアでの開発ノウハウに、住友林業が蓄積した設計の知見や熊谷組の施工管理技術を融合させ、洗練された上質な住空間を提供していく。

 Sinarmas Landはシンガポールに本社を置き、インドネシアや中国、イギリス、マレーシアで住宅と商業施設の開発実績を有している。土地管理と保有面積で、インドネシア最大級の不動産開発会社。1980年代からジャカルタに隣接するタンゲラン県で約5950ヘクタールの大規模都市開発計画「ブミ・スルポン・ダマイ(BSD)」を手掛け、不動産開発の分野で高い評価を得ている。

 Alas Kusumaは木材搬出事業を主力とするインドネシア有数の企業で、住友林業は2009年から同国のカリマンタン島で同社と大規模植林事業に取り組んでいる他、古くから合板の取引を継続的に行っている。

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