防犯・火災・災害で役立つ新機能を搭載、AiSEG2の新バージョンを開発パナソニックが考える「2020以降の街づくり」(2/4 ページ)

» 2020年02月27日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

火災時に住居全体の照明を点灯

 さらに、新バージョンは、業界初となる専用のIoT住宅用火災警報機との連動で、IoTスイッチ「アドバンスシリーズ(リンクモデル)」を介して、家内の照明を全て点灯できるため、夜間における火災時に、住居からの避難が容易になる。IoT住宅用火災警報機が故障、電池切れなどになった際に、専用アプリに通知する機能も加わる。IoT住宅用火災警報機は2020年度冬にリリースを見込んでおり、価格は未定。

 谷口氏は、「これまで、住宅用火災警報器は、夜間に火災が起きた時、アラートを鳴らすとともに、警報器自体が照度の低いライティングで、部屋を照らすことにとどまっており、住人がスムーズに住居から避難が進められないという課題があった。住宅用火災警報器の状態を簡単に調べられないことも問題だった」と解説した。

IoT住宅火災警報器とAiSEG2新バージョンの連携
従来のIoT住宅火災警報器とAiSEG2の連携

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