業界初!入庫から出庫まで全自動化した物流モデルの展示場、三井不動産プロジェクト(2/3 ページ)

» 2020年02月18日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

入庫のワークフロー

 MFLP ICT LABO 2.0の物流フルオートメーションモデルは入庫と出庫でワークフローが分かれている。

 入庫の手順は、まずコンテナの荷物を積んだオリコンを三菱ロジスネクスト製オートフォーク(AGF)で、ラックまで運んだ後、AGFがラックから平置き段積み台みまで搬送する。日本電産シンポ製AGV「S-CART」が平置き段積み台からオリコンをオークラ輸送機製「コンベヤーライン」前の台まで届ける。

1:コンテナからAGFで荷物を積んだオリコンを運ぶ、2:AGFでラックまでオリコンを運搬
3:AGFで平置き段積み台までオリコンを搬送、4:S-CARTで段積み台からオリコンをコンベヤーライン前の台まで届ける

 IHI物流産業システム製「デパレタイザー」がコンベヤーラインまで、オリコンを持ち上げる。コンベヤーラインで自動運搬する過程で、島津エス・ディー製「RFIDゲート(SIMRゲート)」で検品し、安川メカトレック製「開梱・封緘(ふうかん)双腕ロボ」がオリコンの蓋を開ける。IHI物流産業システム製「入庫ピッキングロボット」がオリコンから荷物を取り出し、オカムラ製ストレージシステム「オートストア(高密度に収納されたコンテナをロボットが入出庫する機械)」に格納し、入庫業務が完結する。

6:デパレタイザーがコンベヤーラインまで、オリコンを持ち上げる、7:コンベヤーラインにおいて「RFIDゲート(SIMRゲート)」で検品
8:開梱・封緘双腕ロボがオリコンの蓋を開ける、9:入庫ピッキングロボットがオリコンから荷物を取り出しオートストアに格納し入庫作業完了

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