建設業の「求人」が増加するも「求職者」は減少、需給ギャップが拡大産業動向(2/2 ページ)

» 2020年01月08日 10時00分 公開
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就業者数は494万人で5カ月連続減

 雇用関連の月次データでは、2019年10月の建設業就業者数は494万人(前年同月比99.4%)と5カ月連続で減少した。公共職業安定所(ハローワーク)の新規求人数は、7万7093人(前年同月比102.9%)と2カ月連続の増加。

建設業における就業者数と雇用者数の推移 出典:総務省「労働力調査」より作成
建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成

 建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.53ポイント上昇して7.03倍となった。有効求人倍率は53カ月連続で前年同月を上回っており、人手不足の状況は長期化している。

建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の対前年同月比(常用・除くパート) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成

 一方で、建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.55ポイントアップし、5.92倍となった。54カ月連続で前年同月増で、建設技能工についても、依然として厳しい人手不足の状況は変わらない。

建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
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