オカムラグランドフェア2019、安価なワークブースや視線を操作するデスクを展示個人の主体性とチームの一体感を実現するオフィス(2/3 ページ)

» 2019年11月12日 08時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

台形天板でコミュニケーションを自由自在に

 SOLO WORKゾーンでは、「BASE」と「CONCENTRATION」という2つのスペースが置かれた。BASEは執務の中心となる場で、事務処理やメールチェックなど、日々取り組む定例業務に適している。

 このエリアでは、2020年1月に発売される新製品「SOLISTE」やLivesシリーズの新ラインアップ「Wagon」「Entry Chair」などを展示した。

スタンダードタイプのSOLISTE

 SOLISTEは、天板の厚みが従来のデスクの約半分で、脚部は細いフレーム脚と薄いパネル脚から選べるシンプルなデザインの単体デスク。高さ720ミリのスタンダードタイプと、1000ミリのハイタイプの2種類をラインアップしている。

台形天板のSOLISTE

 天板形状は、スタンダードな長方形と台形を用意しており、組織変更やチーム構成などに合わせて、さまざまなレイアウトに応じる。

 台形天板は、中央に向けることで互いの視線が交差し、コミュニケーションが取りやすく、外側に向ければ対面する人との目線がずれて集中しやすくするなど、使い方によって多様な効果を生む。

 天板のカラーは木目を含む11色を取りそろえ、さまざまな場面に合わせられ、脚部は7色で、色合いによりアクセントも出せるという。

 サイズは、幅が1000、1200、1400、1500、1600、1800ミリの6種で、奥行きが600、700ミリの2種から選べる。

 価格は、1000(幅)×600(奥行き)×720(高さ)ミリのフレーム脚と塗装天板を装着したタイプで、5万4600円〜(税別)。初年度の販売目標は2億円。

Lives Wagon

 Lives Wagonは、ABW(Activity Based Working)オフィスで、個人が荷物やファイルボックスを持って移動し、気分や業務内容にマッチした席で仕事をすることを想定した製品。2段構成で、下段はリュックが縦に入るスペースがあり、上段はA4ファイルやモバイルバックが置けるモジュールを有している。

 オプションとして、ハンガーやドリンクホルダー、フックをラインアップしており、上着や小物も収納する。カラーは白や黒の他、レッドを含むアクセントカラー5色。価格は、450(幅)×345(奥行き)×455(高さ)ミリのロータイプが2万9800円〜で、450(幅)×345(奥行き)×650(高さ)ミリのハイタイプが3万4200円〜(ともに税別)。

Lives Entry Chair

 Lives Entry Chairは、ワークテーブル向けの執務チェアで、座面に独自の異硬度クッションを採用しているため、しっかりとした座り心地だという。座る位置の上げ下げやリクライニング機能とその強弱の調整が可能。ハイテーブル用のハイチェアも品ぞろえし、カラーも20色に及ぶ。

 価格は、5本脚肘なし、463(幅)×505(奥行き)×770-862(高さ)/382-472(座面の高さ)ミリのロータイプで5万4000円〜(税別)。5本脚肘なし、463(幅)×505(奥行き)×966〜1120(高さ)/577〜731(座面の高さ)ミリのハイタイプで8万9000円〜(税別)。

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