TRIARTは、正確な図面比較が行える「MIIDEL」で、レイアウト変更後の図面比較にも対応した新バージョンの提供を開始した。
TRIARTは、画像・図面比較システム「MIIDEL(ミーデル)」に部分比較機能を搭載した新バージョン「MIIDEL4」を2019年10月1日にリリースした。
MIIDELは、新旧図面や書類のチェック作業で、変更点を発見し、着色表示することで、目視確認時の見落としを減らす画像や図面の比較システム。一般的な文書ファイルのデータ比較とは異なり、人間の視覚と同様に画像の特徴を認識、発見、評価して、文書データとスキャン画像といった異なるデータ形式でも違いを判別する。人の目では、見つけにくい図面線の太さなどの細かい変更点も正確に差をカラーで示し、数千枚の資料でも一括で比較する。
リリースされたバージョン4では、書類の中に含まれる部分的な情報の特徴を検出してブロック化し、1つの書類の中で照らし合わせる機能を搭載。建設業で扱う図面や図表は、新たな情報を追記する場合に、スペースの都合上、レイアウトが変更されることが少なくない。こうした変更が1つの書類の中で同時に複数行われる際は、図面全体に大きく差分が現れてしまい位置ズレが起きるため、旧バージョンでは比較するのが困難だった。
新機能によって、図表項目や大型の1枚図面などのレイアウトを変えた後でも、部分ごとに位置合わせするため、ズレが生じず、比較も容易に行えるようになった。
その他にも、読み込み可能なファイル形式の拡充(TIFF/JPEG/PNG)や拡張子の異なるファイル(PDF対JPEGなど)の差分比較への対応も順次行っていくという。
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