LIFULLは、地方型シェアサテライトオフィスと宿泊機能を持つ共同運営型の施設「LivingAnywhere Commons」(以下、LAC)の運用を開始した。自宅やオフィスといった場所に縛られないライフスタイルを提供することを目的に展開し、2023年までに、100拠点の設立を目指す。
LIFULLは2019年7月3日、地方型シェアサテライトオフィスと宿泊機能を持つ共同運営型の施設「LivingAnywhere Commons」(以下、LAC)の運用を開始した。サービススタート日に、東京都千代田区の本社で、LAC事業戦略説明会を開催。代表取締役社長の井上高志氏が登壇し、LACについて紹介した。
LIFULLは、不動産・住宅情報の総合サイト「LIFULL HOME'S」を主力事業に、20以上のグループ会社を持ち、世界63カ国で展開する企業。2017年には、「どこでも自由に暮らせる社会の仕組み化」を目指し、社団法人「LivingAnywhere」を設立した。LivingAnywhereのミッション「人々を場所の制約から解放し、いつでも好きな時に、好きな場所に暮らし、学び、働ける社会の仕組みを構築する」に基づき、新ビジネスとして、LACの運営を始める。
LACは、自宅やオフィスといった場所に縛られないライフスタイルを提供することを目的としている。全国の廃校や企業の稼働しなくなった保養所といった遊休施設を有効活用する。2023年までに、100拠点の設立を目指す。
現在、全国に2拠点有り、1つは福島県磐梯町七ツ森センターのペンションエリアに構える「LivingAnywhere Commons 会津磐梯」。宿泊所一体型で、最大利用可能人数35人。駐車場、グラウンド、地下室を設備に持つ。
2つ目は、静岡県下田市一丁目に位置する「LivingAnywhere Commons 伊豆下田」で、最大利用可能人数は80人。飲食店を併設しており、宿泊所は近隣に有している。両施設とも、Wi-Fi環境、コンセント、会議スペースを備えている。常駐職員は、地域に精通したコミュニティーマネジャー1人。
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