東京都世田谷区の東京都市大学では、2019年度から23年度にかけて、同大学の世田谷キャンパスにおいて敷地面積の約3分の1をリニューアルする「東京都市大学キャンパス再整備事業」を実施する。
東京都世田谷区の東京都市大学では、2019〜2023年度にかけて、同大学の世田谷キャンパスにおいて敷地面積の約3分の1をリニューアルする「東京都市大学キャンパス再整備事業」を実施する。
同事業は、2029年の創立100周年に向けた中長期計画「アクションプラン2030」の一環で、教育と研究、大学運営の再整備も同時に計画されている。キャンパス再整備のコンセプトは、施設をオープン化し、クリエイティブな教育や研究環境、自然環境と調和する良質な学修環境、地域の中核施設としてさまざまな要望に応えていく。
今後は主要教育研究施設や既存校舎を一新し、大学運営のさらなる効率化や教育研究上の相乗効果を図るという。新棟2棟(仮称A棟・B棟)を順次建設し、世田谷区等々力8丁目の等々力キャンパスと総合研究所を世田谷キャンパスに移設する。A地区新棟は、移設予定の等々力キャンパス2学部(都市生活、人間科学)の教育研究施設が中心の建物、B地区新棟は理工学系教育研究施設が中心の建物とする。
東京都市大学では、2018年に新6号館、2019年には国際学生寮の完工など計画的に施設更新を行ってきたが、今回のリニューアルにより、さらなる教育研究環境の充実と、防災や交流の面における拠点としての強化や、周辺地域へより一層の貢献を目指したいとしている。
東京都市大学キャンパス再整備事業は、設計監理を東急設計コンサルタントが担当。A棟の構造は、鉄骨造4階建で完工は2021年度、B棟は鉄骨造地下1階付4階建で完工は1期が2021年度、2期が2023年度の予定だ。
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