リクルート住まいカンパニーは、同社が運営する不動産情報サイト「SUUMO」のリニューアルを実施した。モデルルームの即時予約機能や住戸情報の充実、完工前住戸の室内イメージVR表示などにより、SUUMOユーザーの利便性をより高めた。
リクルート住まいカンパニーは2019年4月10日、不動産情報ポータルサイト「SUUMO」(新築マンション領域)のリニューアルについて発表した。ユーザーからの要望が多かったというモデルルーム見学の即時予約機能や、完工前住戸の室内イメージが確認できるVR表示機能を実装した。また住戸情報の充実も図った。
モデルルーム見学の即時予約機能には、該当物件ごとにモデルルームのスケジュールカレンダーを搭載した。見学を希望するユーザーは自分が都合のよい日付と時間をクリックし、氏名などを入力すれば予約が完了する。
価格表など住戸単位の情報もより充実させた。新築分譲マンションの場合、住戸単位の価格表はモデルルームの見学者だけに開示されるのが通例だったが、SUUMO上での掲載を開始(一部物件のみ)。「何階の、どんな間取りの住戸が、いくらで販売されるのか」が画面上に表示されるため、同じ棟内の他の住戸や中古物件との比較が容易となる。併せて、検索結果の一覧表示を改善し、各棟の情報欄で間取りタイプ別の価格や専有面積など最大3件分の住戸情報が確認できるようになった。住戸情報の詳細を確認するために物件詳細ページを開く手間がなくなり、検索結果一覧に表示される物件同士の比較検討が今までよりも容易になるとしている。
完工前住戸の室内イメージを映し出すVR表示機能には、スタイルポートが提供する不動産VR内覧サービス「ROOV」を採用。CADデータに基づいて室内の様子が正確に作成されているため、住戸内を自由に動いて生活動線を確認したり、室内空間の正確な広さや高さを把握したりするなど、ユーザーが実際にモデルルームに訪問して内覧しているかのような体験ができる。
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