ICTの全面的な活用を導入し生産性向上を図る山口土木は、デルの高耐久タブレット「Rugged」を現場で積極的に活用している。導入を決定したのは、同社の取締役 統括技術部長兼総務部長・松尾泰晴氏。「プロの土木アスリートとして、新しい建設業のスタイルをつくる」を掲げ、業務効率化の実績は業界内でも高く評価されている。
山口土木は、デルの高耐久タブレット「Rugged」を現場で活用して積極的にいる。同社は1990年創業で、本社は愛知・岡崎市に置き、従業員は35人。GNSS測量機で現場の座標点をレーザースキャンしたデータと、ドローンの撮影データを重ね合わせて3Dデータを構築する建設業でのICT活用にいち早く取り組み、現在では日常的に土木工事の現場レベルでICT活用を行っている。その現場では、デルのタブレット「Rugged」が活躍しているという。
松尾氏がRuggedを導入したのはCIM関連の展示会で、システムベンダーの福井コンピュータから紹介された2016年の11月のこと。それまで使用していた他社製の堅牢(けんろう)タブレットに、スペック的な限界を感じていたところ、高い耐久性を持ちながら、業務に求める高い性能を有すことから即決した。
米軍調達基準「MIL-STD 810G」をクリアする高い耐久性を特徴とするRuggedは、砂埃(すなぼこり)の多い造成現場に最適といえる。Latitude5000シリーズはIP52以上の防塵(ぼうじん)性、7000シリーズはIP65以上の防塵・防水性に加え、防爆およびEMI認証を取得。土汚れも水洗いで簡単におとすことができる。直視型ディスプレイは直射日光の下での作業を想定しているため、屋外の作業でも支障をきたさない。
防護性に関しては、5000シリーズは0.9m(メートル)の高さから、7000シリーズは1.8m、タブレットは1.2mの落下衝撃に耐える。
また、タブレットの画面は、静電容量式だが独自の工夫によって軍手のままでも操作が可能な仕様となっている。
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