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» 2019年01月23日 06時00分 公開

住戸内の“梁型ゼロ”で自由度の高い設計を可能にする免震タワー型マンションの新構法、三井住友建設

三井住友建設は、住戸内の梁(はり)型をゼロにした免震タワー型マンションの新構法「Sulatto Core-Grid Tower(スラット コア グリッド タワー)」を開発した。この構法であれば、免震に加えて、高さ2400mm(ミリ)のハイサッシによる開放感をも両立させた自由度の高い設計が可能になる。

[BUILT]

 三井住友建設は、超高層マンションのプランニングの自由度や住戸空間の使い勝手を格段に向上させつつ、優れた開放感を合理的に実現する新構法「Sulatto Core-Grid Tower(スラット コア グリッド タワー)」を開発した。

中央部と外周部のグリッドフレームに構造要素を集約

 新構法は、独自の集合住宅設計システム「SuKKiT(スキット)」の技術を応用し、発展させたもの。住戸内の梁型を無くした質の高い住空間やハイサッシによる明るく開放感あふれた眺望と、地上120m(メートル)クラスまでが可能な免震タワー型マンションが実現する。

「Sulatto Core-Grid Tower(スラット コア グリッド タワー)」の外観イメージ 提供:三井住友建設

 三井住友建設は、快適な居住空間を備えた免震タワー型マンションを経済性や施工性を損なうことなく可能にするためSulatto Core-Grid Towerを開発した。これまでの一般的なタワー型マンションは、建物の住戸内を横断する梁型があり、住戸計画や設備計画の弊害となっていた。

 新構法では、建物の中央部と外周部のグリッドフレームに、構造要素を集約させることで、住戸内を横断する梁型を全て無くすことが可能になった。これにより、住戸割りや住戸プランニング、階ごとによるプランの切替えなどの自由度が格段に向上する。住戸内には梁型による天井段差が無いため、家具も自在に配置できるなど、住空間の使い勝手の良さにもつながる。

 外周部は、扁平梁とグリッドフレームで構成。高さ2400mm(ミリ)のハイサッシによる明るく開放感あふれる生活環境がもたらされる。さらに、建物の高層階は、グリッドフレームの範囲が縮小して扁平梁となるため、より住戸の開放感を高めながら、変化のある個性的な建物ファサードを設計することも可能だ。

平面図 提供:三井住友建設
住戸断面図 扁平梁部 提供:三井住友建設

 三井住友建設では、Sulatto Core-Grid Towerが敷地や法規制を受けたさまざまな建物の形状や規模に柔軟に応じられるため、この構法を用いたマンションをフラグシップモデルという位置付けにして、全国の超高層マンション開発に、積極的な導入を進めていく。

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