ドローンでインフラを3Dモデル化、不具合箇所をAIが解析 (2/2 ページ)
さらに、ドローンの飛行や設備の措置・修繕をMR技術で支援するアプリケーション「KnowledgeMapxR(開発中)」の提供も予定している。これはドローンの操縦者が、MR対応のHMD (Head Mount Display) を装着することで、現実のドローンを見ながら、リアルタイムにテレメトリーデータ、飛行ルート、撮影位置、撮影画像などの情報を、現実空間に重ね合わせながら確認できるようにする飛行支援システム。
保守点検業務にも対応し、KnowledgeMap 4Dで管理する不具合箇所の情報を現実の点検対象の上に重ねて表示することで、点検漏れの防止や、作業手順などの表示が行えるという。KnowledgeMapxRは、2019年度中の販売開始を目指し、まずは2018年度内にトライアル版を提供する計画だ。
KnowledgeMapxRの概要 出典:NTTコムウェア
建築用ドローン点検は普及するか?業界のパイオニアに聞く
ここ数年、建築・土木の分野でのドローン点検が、さまざまな展示会で出展されるようになり、各社のブースに人を集め話題となっている。空撮した俯瞰画像や映像からデータ解析するタイプのサービスが多くみられるが、ビルやインフラを実務レベルでドローン点検するとなると、調査診断のノウハウや画像解析の技術が必要になり、実証実験の回数がおのずと求められる。
東電×ゼンリン×楽天が構想する鉄塔の“ドローンハイウェイ”を使った「個配サービス」
東京電力ベンチャーズとゼンリンはドローンの飛行ルート整備「ドローンハイウェイ構想」を掲げ、2017年から既存の電力設備インフラと3次元地図を組み合わせた取り組みを進めている。今回、ここにドローンを使った個人住宅への配送サービスを目指す楽天が加わり、2020年のドローン物流実現に向け、3社共同で実証実験を行った。
日立製作所のドローン点検サービス、2018年度は運用段階に
インフラメンテナンス国民会議は2018年5月10日、第1回ドローン関連政策・技術開発動向の連続セミナーを都内で開催した。この中から民間や研究機関におけるドローン×インフラメンテナンスの取り組みや提言を取り上げる。
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