全てのデータは、JMがライフサイクル・マネジメント・システムと位置付ける「Autodesk BIM 360 Docs」に自動格納。協力企業は、BIM 360 Docsを介して、一元化されたBIMモデルで、内装や設備のデザイン、設計、見積もり、発注、施工、検査などの各状況を3次元で可視化でき、施工関係者間で効率的なコラボレーションが行える体制を構築できる。施主にとっても、分かり難かった室内のリフォームに関わる「測量、設計、見積」が一目で分かるようになる。
竣工後のメンテナンスでも、モバイル端末でBIMモデルを参照しながら、現場で検査から修理の見積もり、発注までをトータルで行え、過去の部材発注や修理履歴なども記録されるため、維持管理の効率化にもつながる。また、3DモデルをVRで見ることで、レイアウトの検討や施主との合意形成にも役立てられる。
JMではこれまで、建物や建設現場の写真計測で3Dモデル/BIMデータを作成するサービス「Matabee-3D」を提供してきたが、今回オートデスクと、写真から3DモデルやBIMモデルを作成するシステムを保有するインサイドマップスと技術協力したことで、従来よりも安価かつ短期間での改装/リノベーション/維持管理が可能になった。
既にMIは、セブン-イレブン・ジャパンの「神奈川県相模原橋本台1丁目店」でテスト導入され、設計・施工の作業効率向上、施工期間の短縮に効果があることが確認された。また、住宅でも独自の入居前プラン作成用に提供して、一定の評価を得たという。
Matabee-INSIDEの価格は、建築延べ床面積により算定する。事業者向けの参考価格は100m2(平方メートル)の店舗で3万1300円。
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