オートデスクが提供するBIMソフトウェア「Autodesk Revit」のアドオン「ST-Bridge Link」がバージョンアップし、旭化成建材と岡部の柱脚工法262点が新たに追加された。
オートデスクは、日本の建築構造分野で一貫構造計算プログラムとの連携に重きをおいた標準フォーマットとして利用されている「ST-Bridge」フォーマットファイルと、BIMソフトウェア「Autodesk Revit」の連携を行うアドオンソフトウェアの最新版「ST-Bridge Link 2019」を2018年8月28日から提供開始した。ST-BridgeLink 2019は、同社のアプリ提供サイト「Autodesk App Store」よりサブスクリプション契約者向けに提供を行う。
ST-Bridge Link 2019では、今回新たに柱脚ファミリーライブラリに、旭化成建材と岡部のベースパック柱脚工法(角形鋼管柱/円形鋼管柱/H形柱)262点を追加した。既に同梱されているセンクシアのハイベースNEO工法ファミリー168点と合わせ、Revitの業界標準柱脚ファミリーライブラリで利用できる部材が増加し、構造計算時の選択肢が拡充された。
ST-BridgeLink 2019は、Revitの最新バージョン2019に対応。同様にRevit 2017、2018に対応するST-Bridge Link2017、ST-Bridge Link 2018を同梱している。
ST-Bridgeファイルは、Autodesk Revit 2019にインポートしてBIMデータとして利用できる。設計・施工に関わるさまざまな関係者と共有できるようになるため、業務フローの効率向上につながる。
独自のファミリーを運用している場合は、「Mapping Table 2019」アプリを使用することでRevitに取り込むことも可能。従来ST-BridgeLinkに含まれていたこのマッピングテーブル編集機能は、2019バージョンから単独のアプリ「MappingTable 2019」として、Autodesk App Storeより提供している。
ST-Bridge Linkは、日本仕様の一貫構造計算データを、変換ツールを使用せずにRevit に取り込み、BIM環境で利用できるようにするアドオンアプリケーション。構造設計担当者がデータの追加や修正をしなくても、そのままRevitのモデルとして取り込むことが可能だ。
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